ファインルージュ
ファインルージュ(欧字名:Fine Rouge、2018年3月11日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍は2021年のフェアリーステークス、紫苑ステークス。 馬名の意味は、元気+母名の一部。 戦績デビュー前2018年3月11日、北海道安平町のノーザンファームで誕生した。同年のセレクトセール当歳市場にて3300万円(税別)で六井元一により落札された。六井にとっては本馬が馬主となって初めて所有する馬である[3]。 2歳(2020年)8月23日新潟の2歳新馬戦(芝1200m)に1番人気でデビュー。北村宏司とのコンビで道中4・5番手追走から直線で懸命に追い上げるも逃げ粘るフレンドパルを捉え切れず2着に敗れる[4]。10月24日東京の2歳未勝利戦ではクリストフ・ルメールに乗り替わり、好位でレースを進めると直線で鋭く抜け出し最後はシュアーヴアリアに2馬身差つけ初勝利を挙げる。馬主の六井にとってもJRA初勝利となった[3]。 3歳(2021年)3歳初戦となった1月11日のフェアリーステークスでは中団追走から直線で抜け出すと、外から追い上げてきたホウオウイクセルに2馬身半差をつけ重賞初制覇を果たした[5]。馬体重492kgは同レース史上最高体重での勝利であった[6]。 続く桜花賞へ8番人気で出走。2番人気となった阪神ジュベナイルフィリーズの勝ち馬ソダシをマークする形で中団の内側で追走すると、最後の直線ではじわじわと差を詰めて3着に入り、優駿牝馬の優先出走権を獲得した[7]。迎えたオークスは道中は中団につけたが直線は伸びず11着に終わり、初めて馬券圏内を外した[8]。 7月29日付で木村の調教停止処分に伴い、岩戸孝樹厩舎に転厩した[9]。 夏は休養に充て秋初戦は紫苑ステークスから始動、中団から3 - 4コーナーで徐々に追い上げて直線に入ると一気に抜け出し、2着のスルーセブンシーズに1馬身3/4差をつけ優勝[10]。重賞2勝目を手にした。秋華賞では中団の後ろで脚を溜めると、直線で外に出しメンバー最速となる上がり35秒5の脚を繰り出し、アカイトリノムスメに迫ったが半馬身及ばず2着に敗れた。11月1日付で木村の調教停止処分終了に伴い、木村哲也厩舎に再転厩した。 4歳(2022年)2月6日の東京新聞杯から始動。中団追走から直線で懸命に追い込んでくるもイルーシヴパンサーの2着に敗退[11]。3か月間隔を置いて、5月15日のヴィクトリアマイルに出走。好位追走から最後の直線でクリノプレミアムに寄られる不利を受けるもソダシの2着と健闘する[12]。 6月5日の安田記念では道中先団でレースを進めるも直線で伸びを欠き5着に敗れた。その後、8月5日付けで競走馬登録を抹消され現役を引退した。引退後はノーザンファームで繁殖牝馬となる予定。 競走成績以下の内容はnetkeiba.comの情報[13]に基づく。
繁殖成績
血統表
脚注注釈出典
外部リンク |