ファイアーエムブレムの登場人物(アカネイア大陸)(ファイアーエムブレムのとうじょうじんぶつ・アカネイアたいりく)では、日本の家庭用ゲーム機・ゲームソフト製造企業である任天堂(開発・インテリジェントシステムズ)が発売する、シミュレーションRPGソフト『ファイアーエムブレム』シリーズのうち、
の登場人物について記述する。なお、『暗黒竜』の登場人物は原則として全員が『新・暗黒竜』にも登場しているため『新・暗黒竜』で追加された人物以外については『暗黒竜』『新・暗黒竜』と重ねての表記はしない。
各作品はストーリーが密接に関係しており『暗黒竜』『新・暗黒竜』及び『紋章』第1部・暗黒戦争編(以下、第1部)は暗黒戦争(アカネイア暦600~605年)の末期604~605年を、『紋章』第2部・英雄戦争編(以下、第2部)及び『新・紋章』は英雄戦争(アカネイア暦607~609年)を、『アカネイア戦記編』は『暗黒竜』『新・暗黒竜』及び『紋章』第1部の直前(アカネイア暦603年頃)を舞台としている。
※声優は以下の作品に出演している配役について記述する。
なお、本編では『アカネイア戦記編』のサテラビュー音声のみ声優が声を当てているが、キャスティングは非公表のため本項では掲載していない。
上記以外に漫画作品(島田ひろかず『ファイアーエムブレム』・上田信舟『風の魔道士』・水縞とおる『紅の剣士』)や山口宏(双葉社刊)・篠崎砂美(ファミ通文庫刊)の小説作品についても適宜、著者名により言及する場合がある。
名前の由来については、NTT出版の「ファイアーエムブレム・ザ・コンプリート」において、加賀昭三のインタビューにて「強いて言えばギリシャ神話などの影響を多少は受けている」という記述通りここから名づけられたキャラクターもいる。
アリティア王国
以下の人物については、アリティア王国を参照。
- マルス
- エリス
- コーネリアス
- リーザ
- マルセレス
- マリウス
- アンリ
- ジェイガン
- カイン
- アベル
- ドーガ
- ゴードン
- アラン
- フレイ
- ノルン
- ルーク
- ロディ
- セシル
- ライアン
- クリス(マイユニット)
- カタリナ(アイネ)
タリス王国
以下の人物については、タリス王国を参照。
カダイン
以下の人物については、カダインを参照。
オレルアン王国
以下の人物については、オレルアン王国を参照。
マケドニア王国
以下の人物については、マケドニア王国を参照。
- ミシェイル
- アイオテ
- オズモンド(サラガニス)
- ベンソン
- ムラク
- マリオネス
- オーダイン
- ルーメル
- リュッケ
- ルーベン
- ジュリアン
- レナ
グルニア王国
以下の人物については、グルニア王国を参照。
- ユミナ
- ユベロ
- ルイ
- オードウィン
- カミュ
- ロレンス
- ロジャー
- ジェイク
- ハーマイン
- カナリス
- ジューコフ
- ボーゼン
- ヒムラー
- デジャニラ
- ギガッシュ
- ホルサード(ホルスタット)
- ダクティル
- スターロン
- ラリッサ
- ライデン
- ベルフ
- ロベルト
- マリーシア
- レナの祖父
アカネイア王国
以下の人物については、アカネイア王国を参照。
- ニーナ
- アドラ1世
- カルタス
- アルテミス
- アカネイア王
- ジョルジュ
- アストリア
- ミディア
- オーエン
- トムス
- ミシェラン
- トーマス
- トラース
- ウィロー
- エイベル
- ネーリング
- リンダ
- ボア
- ホルス
- カルタス (侯爵)
- ラング
- ノア
- ベント
- シャロン
- ベック
- シーザ
- ラディ
- フィーナ
- エレミヤ
- クライネ
- ローロー
ドルーア帝国
以下の人物について、また、地竜族・魔竜族については、ドルーア帝国を参照。
グラ王国
グラ王国(Kingdom of Gra)は、アカネイア大陸中心部に位置する王国。当初はアリティア王国の一部であったが、アカネイア暦537年、暗黒竜・メディウスを討伐した英雄・アンリの弟・マルセレスの王位継承に不満を持った勢力により分離・独立した経緯がある。こうした経緯ながら、アリティアとは「兄弟国家」として協調関係に在ったものの暗黒戦争の勃発に際して国王・ジオルはアリティアとの同盟を破棄し、これが原因でアリティア国王・コーネリアスはメニディ河で非業の死を遂げる。
重騎士(アーマー系)が王国の主力とされているが、正規軍の中にはならず者同然の者まで含まれており、寄せ集めの感が強くお世辞にも精強とは言い難い。
暗黒戦争によりジオルはコーネリアスの遺児・マルス率いる連合軍に討たれる。暗黒戦争の終結後、ジオルの娘・シーマが王位を継いだものの国力は衰退の一途をたどり、英雄戦争後にシーマは退位。アカネイア連合王国の一部となり独立国家としてのグラは消滅した。
- ジオル (Jiol)
- 声:河合義雄(箱田)
- クラスは将軍。『紋章』第1部ではジェネラル。『暗黒竜』『紋章』(第1部)『新・暗黒竜』に登場。
- アリティア王国と同盟国にあったグラ国王だが、関連本によっては「将軍」と呼称されることもある。領民に対して重税を課して私腹を肥やしたり、自分が美しいと判断した女性を片っ端から側室にする等といった苛政を働き、極めて心無い暗君である。挙句、ドルーア帝国を恐れていたため暗黒司祭ガーネフにアリティアを裏切るよう恫喝され、それに屈してアリティア先王コーネリアスを死に追いやった。『新・暗黒竜』では、自らアリティアを襲撃し、マルスの家臣の一人を半殺しにした。マルスの仇敵。暗黒戦争後半にオレルアンおよびパレス解放等で実力をつけてきたマルス王子と対峙の末敗死し、『紋章』(第1部)では死に際に自分の娘であるシーマに自分の仇を討ってほしいと言い遺して逝く。箱田版では病におかされているかのような描写があり、激昂しては発作を起こすシーンがたびたび見られる。
- シーマ (Sheema)
- 声:小林ゆう(ヒーローズ)
- クラスはジェネラル。『紋章』(第2部)『新・紋章』に登場。
- 先代グラ国王・ジオルの娘。エリスとマルスの又従姉で旧知の関係でもある。なお、シーマは第二婦人との間に出来た娘で、母はジオルに犯されたようなものであったため父を恨んでおり、長らくアカネイアのパレスにいたが、暗黒戦争後にハーディンの意向で王位に就いている。父に似ず心ある者で、グラの国民からの人気は高く、シーマが王位に就いたことを国民は喜んでいた。口調は極めて寡黙で、自分が女性である事を表に出さない言動が多く、中性的な印象を受ける人物。責任感も非常に強く、アリティア軍が攻めて来た際は勝機が一切無いと理解し、グラ国と共に運命を共にする覚悟を決めていた。サムソンには単なる雇用関係以上の熱い感情を持っている。
- 国民はアリティアに対して敵対的だったこともありアカネイア帝国やオレルアン王国と共にアリティアへの襲撃を実行したが、先の暗黒戦争と英雄戦争におけるアリティア攻防戦でグラの熟練兵士は戦死してしまったため、グラ兵のほとんどはシーマを慕い入隊した戦意の全く無い新米兵士ばかりが残された。アリティア軍の反攻を受け実際に戦争が始まると新兵たちは怖気づいてしまったが、アカネイア軍に脅されたことで無理矢理戦うこととなり、シーマらは完全にアカネイアを見限っていた。部下と国民思いゆえに、グラ兵には戦意がないとの情報もアリティアを倒すための罠であると判断し、シーマを説得する前にアリティア軍がグラ兵を一人でも殺した場合、彼女は激怒してマルスからの降伏を受けず、必ず死亡することとなる。
- しかし逆にグラ兵に一切手を出さないでマルスが降伏を願い出ると、シーマはマルスに対して感銘を受けて協力を決意、アリティア軍に参加してくれる。これらの行いからシーマは仲間になった時点からマルスに戦後のグラを託そうと考えており、英雄戦争終結後はマルスから引き続きグラの統治を頼まれたようだが、彼女は王位を捨ててサムソンを連れてパレスへ帰還し普通の女性として暮らした。
- 『新・紋章』では彼女とサムソンはグラ兵に攻撃する事は出来ず、さらに別のキャラで仲間にした後であってもグラ兵を攻撃した場合、彼女とサムソンは再び敵になってしまう。その場合説得しなおすことはできない。この時、輸送隊や交換等でアイテムが変動していたらその状態で敵となり、持たせたアイテムをそのまま持っていかれてしまう。
- 万が一、光のオーブを持たせたまま敵になってしまった場合、ハーディンを倒すことが不可能になり、詰んでしまう。
- シリーズ初の女性重装歩兵。登場がかなり遅いが、成長率がかなり高い。
- 『新・紋章』では仲間になった後にマイユニットとの会話から鎧の下に人形を隠し持っていたりと内に秘めた女性的な一面を持つことが明らかになる。
- グラ軍隊長
- クラスはソシアルナイト。『新・暗黒竜』ノーマルモードにのみ登場する。基本的にザコキャラだが、専用の顔グラフィックを持つ。捕虜にしていたゴードンに自軍の服を着せて同士討ちを誘おうとしたり、本隊に先んじてマルスらを討ち手柄を独占しようと企むなど、卑劣かつ小賢しい性格の持ち主。
- サムソン (Samson)
- 暗黒戦争後にシーマに雇われたアリティア出身の傭兵。
- 詳細はアリティア王国#その他 を参照。
所属不明
以下は無国籍または出身・所属不明の者である。
サムシアン関係
- リカード (Ricard / Rickard)
- 声:伊倉一寿(箱田) / 伊藤静(ヒーローズ)
- クラスは盗賊。『暗黒竜』『紋章』『アカネイア戦記編』『新・暗黒竜』『新・紋章の謎』に登場。
- ジュリアンの弟分である盗賊。人懐っこい性格をしており基本的に善人だが、かなり手癖が悪く盗賊稼業を辞めようとしない。レナによって更生したジュリアンにたびたび説得されるが、束の間足を洗ってもまたフラフラと元の盗賊に戻っていってしまう。
- 口を開けばつまらない冗談や軽口ばかり叩いており、特にジュリアンに対しては「師弟関係を超えた関係」、「将来を誓い合った仲]などと、他人が聞いたら妙な誤解をされかねないことを言ってたびたび彼を閉口させる。レナとはサムシアンに捕らわれる以前から知り合いで、レナが止めるのも聞かず困った人たちに役立ててもらうためと称して陥落直後のアカネイアパレスから財宝を奪う計画を立てる。これに味を占めてオレルアン城へ盗みに入るが、運悪く捕まってしまった。
- 暗黒戦争後も盗賊稼業を続ける。第2部でも、相変わらず盗賊稼業を続けていたが、ジュリアンと再会して味方となる。再びジュリアンから更生するよう言われたが、英雄戦争後も懲りずに再び盗賊稼業に戻ってしまった。
- 『新・紋章の謎』では騎士に対して嫌悪に近い先入観を抱いていることが判明しており、アリティア騎士であるマイユニットに対しても敬遠していたが、彼(もしくは彼女)が料理にてこずっている光景に出くわして以降は親近感を持ち、ある程度認識を改める。
- ナバール (Nabarl)
- 声:梁田清之(電撃) / 子安武人(箱田・ラジオ・OVA・#FE[1][2]・ヒーローズ・無双)
- クラスは『暗黒竜』、『紋章』では傭兵→勇者。『新・暗黒竜』では剣士→ソードマスター。『暗黒竜』『紋章』『アカネイア戦記編』に登場。
- サムシアンに雇われていた、必殺の剣術を持つ凄腕の傭兵。盾を使わず(ゲームの都合でグラフィック上では使っているが)、剣は二刀流で東方剣を主に扱う。「紅の剣士」という異名を持ち、原作版では白色基調の服装だが、『新・暗黒竜』以降は異名に合わせて真紅の服をまとっている。シリーズ公式サイト『ファイアーエムブレムワールド』における『新・暗黒竜』のバックグラウンド解説では、サムシアンに雇われた時点で大陸屈指の剣士としてその名を馳せていたとされている。
- 年齢は二十代半ばであり、出身や生い立ちについては全く不明である。それに加えて、寡黙かつ馴れ合いを好まない無愛想な性格のため身の上を語らず、素性は謎が多い。用心棒などをして日銭を稼いでいる理由は、一つ所に定着できないことや主従関係の義理を持ちたくないという理由からである。そのため、地位や名声に一切興味が無く、評判の高さも彼自身は煩わしく思っている様子が見受けられる。サムシアンに雇われる以前には、陥落したパレスの城下町で知り合ったレナの頼みでパレスから財宝を盗み出そうとしていたリカード一行の用心棒を引き受けたことがある。
- アリティア軍へ加わるよう説得を試みるシーダに対して「女を切る剣は持っていない」という趣旨の発言をしており、キザな印象を与えているが、旧インテリジェントシステムのHPのデザイナーズノートによると、ある人物の行方を求めて長い間、諸国を巡っており、若い娘の危機を見逃せないのはそのせいとされている。上記のように『アカネイア戦記編』に登場した際も女性であるレナの頼みを受けて行動していた。暗黒戦争後は人々の期待をよそに、どこかへと風のように去って行った。『紋章の謎』では、暗黒戦争で名を上げたので雇い主には苦労しないはずだが、なぜかラーマンシーフの用心棒をしている。若い娘であるフィーナを助けるために盗賊を裏切り、近くに向かっていたマルスたちに合流、そのまま再びアリティア軍で戦う。英雄戦争後も、再びどこかへと去っていった。その後も、放浪の剣士として各地でその名を轟かせていったという。
- 『新・紋章の謎』における暗黒戦争と英雄戦争の間を描いた追加コンテンツ「剣に定められた者は剣に」では、シーダを襲撃したタリス辺境部族に雇われ敵として登場する。救出に来たオグマと対峙し、彼へのライバル心を見せるとともに(原作版では二人が実際にライバルなのかは詳しく出てこなかった)「自分と同じ、本質はただ剣を振るうだけの存在」「大義で自分を取り繕うのはやめろ」と言いつけるが(雇い主の善悪を選ばないのは、このように自分を認識しているためらしい)、結局はシーダの頼みを受けて彼女に味方する。この際、オグマを心服させて自分も引き込んでしまうシーダのカリスマ性を不思議に思いつつも認めている様子を見せる。
- 戦う形状が佐野&わたなべ版とOVAでは「二刀流」という設定になっている[3]。剣の形状は箱田版では紅い刀身の巨大な剣、水縞版では紅に光る剣、佐野&わたなべ版では年代物の細身の剣を使うとされている。どの作品においても共通して、剣の腕前はオグマと互角との描写がある。
- 佐野&わたなべ版ではカミュとの面識があるが、漫画がオリジナルゲームの「アカネイア・パレス」の所で完結したため、詳しい繋がりは不明である。
- 宝島社発行の『ALL OF EIRE EMBLEM ファイアーエムブレム~紋章の謎~のすべて』のキャラクター人気投票にて男性部門でトップ、総合では2位だった。
- 『星のカービィシリーズ』や『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』の原作者・桜井政博のお気に入りのキャラクターな上に[4]、『大乱闘スマッシュブラザーズX』では収集要素「シール」で『紋章の謎』の公式イラスト登場させている[5]。
- 『#FE』では『ファイアーエムブレム』の英雄[6]、ミラージュブラストとして登場[1]。多くの『暗黒竜と光の剣』のキャラクターの声優が一新される中、ナバール役は子安と、決め打ちによる選考をしたと、任天堂・安藤佳織の公言があった[7]。今作品は、初めて子安にとってゲームでナバールを演じた事が判明している[7]。
- 『無双』では、本編はNPC、DLCではプレアブルキャラクターとして参戦。選考の理由は傭兵枠から。オグマと競合があったが、「その剣で私を好きなようにして~女に切りつける剣は持ってはおらぬ。」をヒストリーモードで再現したかった事が要因である[8]。
- 声優は、箱田版ドラマCD以降は子安武人が専属となっているが、これは『紋章の謎』をプレイした(子安は熱心なシリーズのファンであるが、『暗黒竜』の頃はあまり思い入れがなかったという)際にナバールを大変気に入り、「もしナバールに声を入れることになるなら自分が役を担当したい」と熱望し、多方面に売り込みを行ったのがきっかけである[9]。ドラマCDで原作者から指名を受けることに成功し、ラジオドラマ版(佐野&わたなべ版が原作)とOVAの役も獲得できた(OVAはプロデューサーへ自身が直接売り込んだらしい)という経緯がある。
- OVA版での子安のインタビューは「ニヒルで無駄な言葉は話さないナバールみたいになれたらカッコ良いですよね」と述べていた[3]。後年「子安武人公式ブログ」にて『新・暗黒竜』をプレイした際、ナバールが「剣士」に変更されていた事を喜んでいた上にかなり育成していることが判明している[10]。更には、『新・紋章の謎』では公式ガイドブックで単独インタビューを受けるまでとなり、インタビューにて、今後もナバール役は譲れないと思っていること、子安はナバールを「悪く言えば自分というものが無いが、それ故に固定観念が無く、心動かされるもの正直であり、“今”に忠実で自由な人物」と捉えていることなどを語っている[9]。『#FE』では細やかさを大切にしたという[11]。
- 『ファイアーエムブレム 英雄百歌 アペンドディスク』ではナバールと『ファイアーエムブレム 覚醒』のロンクー、『ファイアーエムブレムif』のゼロが読み手として登場。CVは3キャラとも子安が担当[12]。
- ハイマン (Hyman / Reynard)
- 声:中村秀利(箱田) / 小野健一(ラジオ) / 石井康嗣(OVA)
- クラスは戦士(山賊)。『暗黒竜』『紋章』(第1部)『新・暗黒竜』に登場
- レナを誘拐したサムシアンの首領の敵山賊。『暗黒竜』では顔グラフィックが将軍の姿となっているが、『紋章』以降は山賊らしい装いに準じている。『新・暗黒竜』のハードモードでは軒並みステータスが強化されており、特にH5モードでは序盤から非常に厄介な強敵となっている。
- 手斧とレナから盗んだリライブを所持している。OVAでは、シーダの説得によりアリティア軍に寝返ったナバールを後ろから斧で切りつけるも、返り討ちに遭い倒された。
火竜族
- バヌトゥ (Banuto / Banutu)
- クラスはマムクート。『暗黒竜』『紋章』に登場。
- 竜へ変身できる火竜族の老人で、チキの傅役。
- マムクートの中でも高齢なのか物忘れが激しく、竜石をよく無くしている。チキの野菜嫌いを克服させるために漬け物を長年研究しており、100年掛けて作られる漬け物は絶品(ただし人間が作っても生きているうちには完成しない)。
- マヌー (Manue)
- クラスはマムクート。『暗黒竜』第9章に登場。
- 大陸南部・ペラティ地方を支配する火竜族の末裔。グルニア軍の追撃を避けてペラティに進軍したアリティア軍が自身の所有するドラゴンキラーを狙っていると思い込み、攻撃を仕掛けて来る。『紋章』(第1部)には登場しない。
- サラマンダー (Salamander)
- 火竜族の守護神。『暗黒竜』では、第7章でのモロドフの台詞と第9章でのマヌーの台詞でその存在が語られている(『紋章』『新・暗黒竜』ではこの記述はカットされている)。
- 神竜族でいうナーガと同等の存在であると思われる。『聖戦の系譜』においてもナーガ(光神)と共にその存在が語られているが、そちらは「火神サラマンド」という名で、老人の姿をしていたとされる。
神竜族
- チキ (Tiki)
- クラスはマムクート。『暗黒竜』『紋章』に登場。
- ガトー (Gatoh)
- クラスは賢者(司祭)。『暗黒竜』『紋章』に登場。
- 『暗黒竜』では、第25章(最終章)・ドルーア城内でユニットとして参戦するが、『紋章』ではマルスに魔法の力で冒頭に話しかけてくるのみであり、参戦はしない。
- チェイニー (Cheine / Xane)
- クラスはコマンド。『暗黒竜』『紋章』に登場。
- ナギ (Nagi)
- クラスはマムクート。『新・暗黒竜』に登場。
その他
- シリウス (Sirius)
- 声 - 井上和彦(ヒーローズ)
- クラスはパラディン。『紋章』に登場。
- 仮面を付けて素顔を隠した謎の聖騎士。ユミナ王女とユベロ王子を連れて逃亡中のオグマと偶然対面し、事情を聞いて王子と王女を守るべく加勢、そのままアリティア軍に同行した。顔を隠すだけでなく、自身の素性や過去に関しても明かさないでいるが、ずば抜けた実力を持ち、相当な武人であることが分かる。言動や描写から見て、正体は暗黒戦争で戦死したとされていたグルニア黒騎士団のカミュだと推測される。詳細はカミュの項目を参照。
- サムトー (Samto)
- クラスは『紋章』では傭兵→勇者。『新・紋章』では剣士→ソードマスター。『紋章』(第2部)に登場。
- ラング将軍に雇われたナバールと容姿が酷似した傭兵。元はノルダの奴隷剣闘士だったが、当時同じように奴隷剣士であったオグマによって助けられる。オグマは同時に剣術の師匠であり、彼には絶対に勝てないと自覚しているようで、ラングからマルス側にオグマがいると教えられた際と、オグマと対面し戦闘寸前になった際は非常に焦っていた。ナバールとは正反対の軽いお調子者で、村で得られる彼に関する評価も「いいかげんな奴」。
- 暗黒戦争で名を上げたナバールと間違われることが多かったため、面倒くさくなりそのままナバールのフリをしてはったりの物真似をして稼いでいたが、恩人であるオグマか、ナバールをよく知るシーダで話しかける事で正体を明かし、仲間になる。
- 英雄戦争後もいいかげんな傭兵としてナバールの名を騙っているが、ナバール死亡時のみエピローグが変化し、ナバールの名声を受け継ぐために剣の修行に励む事になる。
- 篠崎砂美著の小説版でもナバールとしてラングに雇われているが、サムトー自身はラングのことが嫌いだったようで最初からマルス軍に寝返るつもりでオグマに接触し味方になるため、いい加減な印象は薄い。
- ゲーム内の成長率はおしなべて低いが、速さだけは突出しており傭兵ではトップクラスの成長率となっている。
- ダイス (Dice)
- クラスは戦士→ウォーリアー。『アカネイア戦記編』『新・紋章』に登場。
- 陥落したアカネイアパレスで娘のマリスと共に用心棒として雇われていたが、リカードに買収されて仲間に加わる。
- 『新・紋章』では大の賭博好きという設定が追加された。名前通りサイコロ賭博を好み、暇さえあれば軍の仲間に勝負を仕掛けている。あっさり買収されるなど金銭難の理由もこのためで、マリス曰く稼ぎの殆どを賭け事で消費してしまうらしい。終戦後マルスから自分の予想以上の多額な報奨金が支払われたが、賭博で浪費してしまった。
- 追加コンテンツ「剣に定められた者は剣に」でも登場し、反乱を起こした辺境部族にマリスとともに雇われ敵として登場するが、マリスから恩人であるオグマがいることを教えられて味方につく。
- マリス (Maris)
- 声 - 田村睦心(ヒーローズ)
- クラスは『アカネイア戦記編』では傭兵。『新・紋章』では剣士→ソードマスター。『アカネイア戦記編』『新・紋章』に登場。
- ダイスの娘。公式イラスト自体は『新・紋章』が初出であり、傭兵業を営んでいるためか女性としては筋肉質な体型。右眼を布で覆い隠している。自身の背丈程もある長大な曲刀が得物。
- 『アカネイア戦記編』では父と共にパレスで用心棒をしていた。男勝りな性格で侵入者が現れたら剣の錆にしてやると意気込んでいたが、ダイスがリカードに買収されたため父に同調してリカード一行に加わる(リメイクされた『新・アカネイア戦記』ではマリスを買収してからでないとダイスは自軍に寝返らない)。篠崎砂美の小説『暗黒竜と光の剣』でも名前のみ登場。一般市民の設定で何故か「息子」になっている。
- 『新・紋章』本編では、物語中盤ダイス共々同盟軍に自分達を売り込み、雇われる。こちらでは口調も性格も男性そのもの(一人称は「俺」)で、歯に衣着せぬ物言いをするが、心根は律儀である。傭兵稼業で幾ら稼いでもダイスが賭博で浪費してしまうため、見世物としての剣技を習得し副業とすることでダイスが使い果たした分の金を稼いでいるという相当な苦労人。自称「安くない傭兵」だが、売り込みの際には貧しいためか父同様金銭感覚が無いのか「590ゴールド以上なら」と、マルスが唖然とするほど安い後払い報酬を要求した。終戦後はマルスから給付された多額の報奨金で武器屋を開き、ダイスとは違い順調な道に進んだようである。なお、幸運のステータスもダイスとは違い、初期値こそ低いものの成長率が高くなっている。
- 追加コンテンツ「剣に定められた者は剣に」でもダイスとともに最初は敵として登場する。このエピソードで、幼い頃に金欠による空腹のため親子そろって行き倒れていたところをオグマに助けられたことがあるという過去が新たに判明し、オグマと再会してその時を恩を返すため味方となる。
- バーム (Barm)
- クラスは盗賊。『アカネイア戦記編』に登場。
- リカード一行と同様、陥落したパレスから財宝を盗み出すべく単身、パレスに侵入した盗賊。
- アテナ (Atena / Athena)
- 声:日笠陽子(ヒーローズ)
- クラスは剣士→ソードマスター。『新・暗黒竜』『新・紋章』に登場。
- 異大陸からアカネイア大陸方面へ流れつき、海に浮かんでいるところを村人に助けられた女剣士。故郷の大陸とアカネイア大陸では言語が異なるらしく、多少カタコトな喋りをし、たまに間違った言葉の使い方をしている。一人称は自分の名前。侮蔑されたと感じた時には文末に「ばか」と付けて言い返す癖がある。
- 『新・暗黒竜』では自分を助け、世話をしてくれた村を守るために成り行きでマルス達同盟軍と共闘した。義理堅い性分のためかその後も同盟軍に参列している。
- 『新・紋章』前日編では第七小隊の訓練に教官として呼ばれ、そこでマイユニットらと初対面する(場合によっては彼女ではなくジョルジュが来る)。その後の暗殺者襲撃にも応戦して、暗殺組織の足取りを調査するべく単身組織を追う。後に氷竜神殿近くでマルスを狙っていた組織と交戦していたところを同盟軍に発見され、そのまま合流する。
- 暗黒戦争終結後を舞台にした配信シナリオ「暗殺者」にも登場し、金銭物や女子供を奪い回っていた賊集団・サムシアンの残党の抹殺指令を遂行途中だったカタリナ、クライネ、ローロー達暗殺組織の前に姿を現し、子供達を助けるために共闘する。アテナはカタリナ達が暗殺組織とは知らなかったが、明らかな悪党との戦いだったために同じ目的で戦っていると誤認し自ら話しかけて戦列に加わった。この時既にカタリナには暗黒戦争時マルス率いる同盟軍の一員だったことは認知されていたが、アテナの単純さを見てカタリナは事を構えられず、クライネは任務を目撃されたと思いながらも毒気を抜かれたのか殺めようとはしなかった。
- 終戦後はユミルの話を聞いて故郷を想い、小さな小舟で故郷へ還るべく単身海に乗り出していった。だがその後の消息は不明で、見事帰り着いたのか、それともまた別の大陸へ流れ着いたのかは定かではない。
- ダール (Dahl)
- クラスは盗賊。『紋章』(第2部)に登場。
- ラーマンシーフの首領的存在。魔法剣サンダーソードを扱う。死に際の台詞「人殺しー」はある意味名言。
- 詳細はグルニア王国#領民 を参照。
- ララベル (Lalabel)
- 『暗黒竜』『紋章』に登場。
- 道具屋の女性。自らの店を「ララベルのお店」と名乗っている。全ての道具屋がそう名乗っているので、ララベルというのが道具屋チェーン店の元締めなのか、マスコットなのかは考慮の余地がある。なお、『暗黒竜』のララベルの台詞には、語尾に「ハートマーク」がある。『紋章』にも似たキャラクターが道具屋にいるが名乗っていないので同一人物なのかは不明である。後のシリーズ作品『蒼炎の軌跡』及びその続編である『暁の女神』にも道具屋として登場した。こちらは登場人物の一人としてキャラクター性を築いている。
- アンナ (Anna)
- 『暗黒竜』『紋章』に登場。
- セーブ画面、秘密の店、村人として登場する女性。
- 『暗黒竜』では、ジェイクの恋人としてノルダの民家に登場。ジェイクのことを「グルニア兵の中にもいい人がいる、とっても優しい」と言っていた。なお、シーダはジェイクを説得する際に「この国の人のために戦ってくれるなら、どこまでも貴方についていくとアンナが言っていた」と伝えたが、少なくともゲーム中ではアンナはそのようなことをマルスら同盟軍には話していない。
- セーブ画面以外にも秘密の店を訪れた際や指南(チュートリアル)のときにも現れ、後の作品でも頻繁に登場する名物キャラとなる。『ティアリングサーガ』にも雰囲気の似たキャラクターが特別な店の店員として登場する。
- 『新・紋章』では最初のマイユニット作成時の進行役として初めて会う人物である。その後もクリス(マイユニット)を導く役割を担う(クリスはアンナを見覚えがあるとしながらも詳しくは思い出せなかった)。秘密の店を商っていることはジェイクも認知している様子で、ジェイクがアリティア軍と合流する際に砂漠にいたのも、近くにあるアンナの店に行く途中だったためである。また、エンディングによると、ジェイクの同僚であるベックも彼女の店の常連のようである。何故かガイド(世界観説明表)には記載されず、以前にも増して謎が増えている。
- 狂戦士 (Berserker)
- 『紋章』第2部に登場。クラスはバーサーカー。
- マスターソードを所持しており、戦闘グラフィックは勇者のそれが緑に色替えされているもの。「バーサーカー」というユニットは後の『新・暗黒竜と光の剣』に海賊の上級職として登場している。
- 『新・紋章の謎』では登場せず、同じ位置にありマスターソードを持つのは通常敵兵と同様の汎用ソードマスターとなった。
脚注
参考文献
関連項目
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ゲーム |
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登場人物 |
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関連人物・開発 | |
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関連人物・外部 |
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