ピンボールクエスト
『ピンボールクエスト』(PINBALL QUEST)は、トーセが開発しジャレコより1989年12月15日に発売されたファミリーコンピュータ用コンピュータピンボールゲーム。 ゲーム内容全部で4種類のゲームモードがあるピンボールゲーム[2][3]。その中のひとつ、「R・P・G」はピンボールとロールプレイングゲームを融合させたようなモードとなっており[2][4]、ステージ上のモンスターにボールを当てて倒して攻撃力を強化、スコアを稼いでお金を貯め、アイテムを購入するなどの要素がある。十字キーの左ボタンとAボタンでフリッパーを操作、十字キーの上下ボタンでフリッパーを上下に場所移動し、Bボタンを押す事で台揺らしをする事もできる。 ゲームモード「R・P・G」以外の3モードはコントローラーを交代で使用する事により、最大4人で遊ぶ事ができる。ボールが台の最下層へと落ちると1ミス、次のプレイヤーの番となる。 POP!POP!(ポップポップ)ボウリングのピンが配置されている台。下部にあるピンを全て倒し、空いた穴に入るとボーナスゲームであるビリヤードがスタート。白い手玉を発射し赤玉をポケットに入れる。 VIVA!GOLF(ビバゴルフ)ゴルフをモチーフにした台。下部の4つの穴からモグラが顔を出しており、全ての穴のモグラにボールを当てた後、上部の穴にボールを入れると大モグラが出てボーナススコアが入る。このモードは十字キー上下ボタンでのフリッパー上下場所移動はない。 CIRCUS(サーカス)サーカスをモチーフにした台。下部にスロットが設置されている。スロットは穴にボールを入れる事により回り、出た役により様々な効果が起こり、その中にはボーナスゲームへの入り口が現れるというものもある。ボーナスゲームは球当て。動物に追いかけられているヒロイン(女の子)を、ボールを投げて動物に当て助ける。ボーナスゲームの自機は左右移動とボール投げしかできず、ヒロインにボールが当たったり、動物が落とす物に自機が当たったりするとボーナスゲーム終了となる。 R・P・Gピンボールとロールプレイングゲームを融合させた、ピンボールRPG。主人公である「ボール君」をフリッパーで操作し、城の最上階に囚われている女の子(ミス・フリッパー)を助け出すという内容である[3][4][5]。1人プレイ専用。 このモードではスコア=お金となっており、ボールを当ててモンスターを倒したり、オブジェクトにボールをぶつけたりするとお金であるG(ゴールド)が貯まっていく。モンスターを倒す事でAT値(アタックポイント)という値が上がっていき、これが高いほどモンスターに与えるダメージが大きくなる。ただし、ボールアウト(ボールが面の最下層へと落ちる)するとAT値が半分になってしまう。 面の面の間にはショップがあり、ここでお金を払ってアイテムを購入できる。アイテムはゲーム中にセレクトボタンを押す事で選択、使用できる。また、ショップには「ぬすむ」という選択肢もあり、これを選択すると泥棒する事ができる。成功するとアイテムがタダで手に入るが、失敗すると所持金が半分となる。 各面にはボスキャラクターがおり、これにボールをぶつけて倒すと次の面に進める。ボールアウトすると下の面に戻されるが、最初の面でボールアウトした場合は、特にペナルティなくゲームを再開できる。残機、ゲームオーバーといった概念はない。また、ボスキャラクターはフリッパーに対して攻撃してくることもあり、これによりAT値が0を下回ると、ボールアウトした時と同様に下の面に戻される。なお、ボスキャラクターは一度倒しておけば、ボールアウトし下の面に戻され再び同じ面に戻ってきた際、ボスを倒さずに次の面に進むことができる。 全6面構成。最終面、城の最上階にいるサタンを倒すとエンディングとなる。 アイテムR・P・Gモードに登場するアイテムを記述する[6]。
その他に、5面にてポーションのようなアイテムが存在する。ボスキャラクターの攻撃を受けAT値が0を下回った際に即座に使用され、AT値を回復させる効果を持つ。 ステージ構成R・P・Gモードの面構成を記述する[5]。 スタッフ
移植版
評価
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計24点(満40点)[12]となっている。 関連作品
脚注
外部リンク |