ビン坊
ビン坊(ビンぼう)、ビンボー (Bimbo) は、フライシャー・スタジオが創作した、架空のキャラクター、カートゥーン(アニメーション漫画)の犬。本名はビンボー・ザ・ドッグ(Bimbo the Dog)。ビン坊が最初に登場したのは、『Out of the Inkwell』シリーズで、当初の名はフィッツ (Fitz) であった。 歴史はじめフィッツは、フライシャーの『トーカートゥーン (Talkartoons)』シリーズのスターとなり、1930年には『Hot Dog』において初めてビン坊 (Bimbo) の名で登場した。その後、彼のガールフレンドであったベティ・ブープのキャラクターとしての人気が徐々に高まってくると、ビン坊は脇役へと追いやられていくことになった。『トーカートゥーン』シリーズは、1932年に『ベティ・ブープ (Betty Boop)』に改名された。 類似したキャラクター1932年、ウォルター・ランツ・プロダクション (Walter Lantz Productions) が創作した新しいキャラクターが登場した。このキャラクターは、プーチ・ザ・パップ(Pooch the Pup:「子犬のプーチ」の意)と名付けられた犬であった。当初プーチは、白いビーグル犬であった。1933年、ビン坊が映画から引退した数ヶ月後、プーチは黒い毛に変えられ、セーターとパンツを履くようにデザインが変更された。この新たな作り直しによって、プーチの姿は、ベティシリーズの犬であるビン坊を連想させるものになった[2]。 『おくびょうなカーレッジくん』の主人公カーレッジ(Courage the Cowardly Dog:「臆病な犬カーレッジ」の意で、カーレッジは「勇気」を意味する)が登場するあるミュージック・ビデオでは、レトロ風のカーレッジが最後の方に登場する。その姿は、ビン坊にそっくりである。 リバイバルスクリーンから姿を消してから56年後、ビン坊はカムバックした。1989年、テレビのスペシャル番組『Betty Boop's Hollywood Mystery』で、重要な共演スターとなった。その後、キャラクター商品も登場した。 おもな登場作品
出典・脚注
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