『ビブラトーンズFUN』(-ファン、Vibra-Tones Fun)は、1988年(昭和63年)10月21日に発売された日本のアルバムである。近田春夫&ビブラトーンズ(のちのビブラトーンズ)の初のベスト・アルバムである。
概要・略歴
1984年(昭和59年)1月のビブラトーンズ解散以来では4年9か月ぶり、1982年(昭和57年)11月21日にリリースされたビブラトーンズ最後の音源『VIBRA-ROCK』以来では5年11か月ぶりに発売された、初めてのベスト盤であり、アナログ盤からの初めてのCD化である[1]。
本アルバムリリース当時、近田春夫はすでに人力ヒップホップビッグバンド「近田春夫&ビブラストーン」(のちのビブラストーン)を結成してライヴ活動をおこなっており、当時の「ビブラトーンズ」のメンバーのうち、岡田陽助はこれに参加していた。福岡ユタカ、矢壁アツノブ、ホッピー神山は「ビブラトーンズ」解散前に結成したPINKとしての活動の後半におり、横山英規はPINKの多くのレコーディングにサポートとして参加しており、窪田晴男は「パール兄弟」として活動をしていた時期であった。
収録された音源は、フルアルバム『ミッドナイト・ピアニスト』(1981年)とシングル『金曜日の天使』(同年)、ミニアルバム『VIBRA-ROCK』、および未発表曲『ほうれん草サラダ』である[1]。本アルバムは、2002年(平成14年)4月20日、おなじく日本コロムビアから再発売され、2008年(平成20年)8月20日には株式会社ユースから再発売されたが、この2008年盤には『AOR大歓迎』が収録されていない[1]。
1988年の本アルバムリリース当時に未発表音源だった『ほうれん草サラダ』は、ミニアルバム『VIBRA-ROCK』のレコーディング当時にレコーディングされたものである[2]。
収録曲
オリジナル盤
- ハイソサエティ
- Soul Life
- 作詞近田春夫、作曲福岡裕、編曲近田春夫&Vibra-Tones
- 真夜中のピアニスト
- 作詞・作曲近田春夫、編曲近田春夫&Vibra-Tones
- ほんとはジェントルマン
- 作詞・作曲近田春夫、編曲近田春夫&Vibra-Tones
- ソファーベッド・ブルース
- 作詞近田春夫、作曲福岡裕、編曲近田春夫&Vibra-Tones
- 昼下りの微熱
- 作詞近田春夫、作曲窪田晴男、編曲近田春夫&Vibra-Tones
- どしゃぶりハイウェイ
- 作詞・作曲近田春夫、編曲近田春夫&Vibra-Tones
- 夢のしずく
- 作詞近田春夫、作曲窪田晴男、編曲近田春夫&Vibra-Tones
- 恋のシルエット
- 作詞・作曲近田春夫、編曲近田春夫&Vibra-Tones
- 金曜日の天使
- 作詞近田春夫、作曲福岡裕、編曲近田春夫&Vibra-Tones
- 区役所
- 恋の晩だな
- 地球の片隅で (砂漠編)
- AOR大歓迎
- ほうれん草サラダ
2008年盤
- ハイソサエティ
- Soul Life
- 真夜中のピアニスト
- ほんとはジェントルマン
- ソファーベッド・ブルース
- 昼下りの微熱
- どしゃぶりハイウェイ
- 夢のしずく
- 恋のシルエット
- 金曜日の天使
- 区役所
- 恋の晩だな
- 地球の片隅で (砂漠編)
- ほうれん草サラダ
関連事項
脚注
外部リンク