ヒナアズキ(雛小豆、学名:Vigna minima)はマメ科ササゲ属のつる性多年生草本。別名:コバノツルアズキ,ヒメハマアズキ[1]。Vigna riukiuensis (Ohwi) Ohwi et H.Ohashiはシノニム[1][2]。
特徴
葉はオオヤブツルアズキより小さい。小葉はやや厚く[3]光沢があり[4]、倒卵形から楕円形で、長さ2–4 cm、幅1.2–2 cm。最も幅の広い部分が真ん中より先端にある。小葉の先端は丸くなることが多いが、やや尖ることもある。
花は黄色で総状花序に咲く。竜骨弁がねじれる。小包は萼より短い。ほぼ一年を通じて開花する。
豆果は細長い棒状。種子のへそは凹み、縦溝がある。
分布と生育環境
南西諸島から台湾の岬や海辺の丘陵地に生育[4]。
利用
アズキと交雑可能であり、強い塩分耐性を有することから、その機構に関して研究が進められている[4]。
脚注
- ^ a b (米倉 & 梶田 2003)
- ^ (GBIF 2021)
- ^ (立石 & 星川 1997)
- ^ a b c (内藤 2016)
参考文献
外部リンク