パリ造幣局
パリ造幣局(フランス語:Monnaie de Paris、モネ・ド・パリ)は、フランスでユーロ硬貨の生産を担当している国有企業である。連続稼働している造幣局としては最古のもので、創立は西暦864年である。パリとペサックの二か所で運営されている。 元はフランス財務省下の「通貨とメダル局(Direction des Monnaies et Médailles)」であったが、2007年に独立した法人格となった[2]。 歴史西フランク王シャルル2世のピトル勅令によって、西暦 864年6月25日に設立された。したがって、フランス最古の行政機関となる[3]。 パリ造幣局の施設
en:Hôtel des Monnaies, Parisは、18世紀の建物でパリ6区に建っている。 一般市民に公開できるようにする2011年に開始された改装プロジェクト「メタルモルフォーゼ[4]」が2017年9月30日に終了し、敷地内の80%が見学可能となった。「Musée du 11 Conti」と呼ばれ、希少なメダルなどのコレクションが展示されている貨幣博物館、イベント会場、レストランなどが入った複合施設となった[5][6][7]。
ジロンド県ペサックの施設では、偽造ユーロ硬貨の分析研究を行う機関などが置かれている。 造幣フランスのユーロ硬貨の他、タイやレバノンなど海外の硬貨製造を請け負っている[8]。 出典
関連項目
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