パトリース・ラッシェン
パトリース・ラッシェン(Patrice Rushen、1954年9月30日 - )は、アフリカ系アメリカ人のソウル/R&Bの歌手でピアニスト。セッション・ミュージシャンとしても知られている。 2005年には、米国バークリー音楽大学(Berklee College of Music)から名誉音楽博士号(Honorary Doctorate of Music degree)を授与された[1]。 彼女の往年のヒット曲には「Forget Me Nots」(1982年、アルバム『ハート泥棒』収録)があり、この曲はウィル・スミス主演の映画『メン・イン・ブラック』(1997年)のテーマ曲としてサンプリングされ、リバイバルヒットとなる。 略歴カリフォルニア州ロサンゼルスに生まれ育つ。幼い頃より南カリフォルニア大学にて英才教育を受け、6歳でピアノを弾き始め、神童と騒がれる程になる。高校時代にいくつものコンテストで優勝する。1974年にアルバム『Prelusion』にてデビュー。 ジャン=リュック・ポンティやスタンリー・タレンタインのバックメンバーに参加し、後にリー・リトナーやデイヴ・グルーシン等のロサンゼルス勢のメンバーと関わりを持ち、フュージョン早創期の中心メンバーの一人となる。1978年にエレクトラ・レコードからアルバム『妖精のささやき』をリリース。以降、『陽気なレイディ』(1979年)、『おしゃれ専科』(1980年)、『ハート泥棒』(1982年)等といったヒット・アルバムをリリース。 1980年代末からはテレビ映画やプロデュース業にも進出し、1990年代はジャネット・ジャクソンのツアーの音楽監督を務めている。映画では『メン・イン・ブラック』を担当している。スクリーン・ミュージックにもその名を刻んできた。オリジナル・アルバムの最新作は1997年の『Signature』であるが、セッション・ミュージシャンとしても頻繁に活動。リー・リトナーとのリユニオン・アルバム『オーヴァータイム』(2005年)や『スモーク・アンド・ミラーズ』(2006年)に参加した。後者のアルバムには往年のヒット曲「Forget Me Nots」を収録しており、彼女自身も参加、アフロ・リズムにアレンジされている。また2005年や2007年にもリトナーのバックメンバーとして来日している。 2014年3月のリー・リトナーとの来日公演で、共演した神保彰は、のちに、そのときのエピソードを以下のように語っている。
ディスコグラフィアルバム
シングル
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