バラカルド
バラカルド(バスク語: Barakaldo, スペイン語: Baracaldo)は、スペイン・バスク州ビスカヤ県のムニシピオ(基礎自治体)。公式名はバスク語表記のBarakaldo。2017年の人口は100,313人。 地理ビルバオ河口の左岸にあり、ビルバオを中心とするビルバオ都市圏を構成している。 ビスカヤ県の典型的な気候で、夏は過ごしやすく、冬が長引く。年間平均気温は14℃、年間最低気温は8℃、年間最高気温は18℃である。 人口
歴史1900年のバラカルドの人口は15,013人であった。バラカルド以上に急速に成長した都市は国内に数カ所あるが、バラカルドの人口は1880年から1900年の間に2倍に増えた。この期間、多くの移住労働者たちが移り住んできた。鉄工業とダイナマイト製造がバラカルドを大いに繁栄させた。ビスカヤ県内の鉱山からの採掘が増え、近隣の都市に対して鉄道が開通した。ビルバオ河口では造船業が成長した。バラカルド郊外の低地にある田園地帯では、トウモロコシ、果物、ワイン用ブドウが生産されていた。 19世紀と20世紀に鉄鉱石の採掘が地域の主要経済活動であったときから、現代のバラカルドは鉱山鉄道の終着点であった。20世紀を通じてアルトス・オルノス・デ・ビスカヤ社は重要な存在だったが、1980年代に不景気が地域経済にひどい打撃を与えた。 バラカルドにある工場は相次いで閉鎖され、かつての工業用地には住居用高層建築、公園、ショッピングモールが建設された。巨大なビルバオ・エキシビション・センターが市街郊外に建てられた。 政治議会
歴代首長
交通バラカルドはメトロ・ビルバオの2号線によってビルバオ都市圏の他都市と結ばれており、市内には4駅が存在する。セルカニアス ビルバオも走っている。ビスカイバス社がバス路線を運行し、ビスカヤ県内の他都市とバラカルドを結んでいる。 バラカルド周辺へ向かう主要道は高速道路A-8号線であり、バラカルドやビルバオ都市圏をスペイン他都市とつないでいる。バラカルドとビルバオ湾内の都市とをつなぐボート・フェリーの定期便もある。 ビルバオ空港は、バラカルド中心部から車で15kmほどのところにある。 スポーツバラカルドに本拠地を置くサッカークラブとしてバラカルドCFがあり、2003年完成で7,960人収容のカンポ・デ・ラセサーレをホームスタジアムとしている。バラカルドCFは主にセグンダ・ディビシオンB(3部)に所属しているが、1930年代から1970年代にかけての時代には、28シーズンにわたってセグンダ・ディビシオン(2部)に所属していた。 ハンドボールも盛んであり、女子クラブのプロセテクニサ・スアソ・バラカルドはディビシオン・デ・オノール・フェミニーナ・デ・バロンマノ(女子1部)に所属している。2016-17シーズンには欧州カップ戦である女子EHFチャレンジカップに出場した。男子クラブのCBバラカルドは1979年に設立されたハンドボールクラブであり、1990年代後半から2000年代前半にかけて、6シーズンにわたってリーガASOBAL(男子1部)に所属していた。 2004年に完成したビスカヤ・アレナは、スペイン最大の多目的アリーナである。コンサートでは26,000人、スポーツでは18,640人、バスケットボールでは15,414人を収容する。 姉妹都市出身者→「Category:バラカルド出身の人物」も参照
脚注
外部リンク
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