バハル・エル=ガザル川(バハル・エル=ガザルがわ、英語: Bahr el Ghazal River、アラビア語: بحر الغزال、ガゼル川)は、南スーダンを流れる川で、ナイル川の支流である。世界最大の湿地帯であるスッド湿地を通りノ湖で白ナイル川と合流している。
概要
長さは716kmを誇る。川の流域はナイル川の支流の流域の中で最大であり、その大きさは約520,000 km2であるが、膨大な量の水はスッド湿地で失われるため、年間約2 m³/sという比較的少量の水を供給している[1]。 季節的に、川の流出はゼロから48 m³/sまで及ぶ[2]。
この川は1772年にフランスの地理学者ジャン=バティスト・ブルギニョン・ダンヴィル(英語版、フランス語版)によって初めて地図化された。
脚注
- ^ Shahin, Mamdouh (2002). Hydrology and water resources of Africa. Dordrecht: Kluwer academic. ISBN 978-1-4020-0866-5
- ^ Dodge, John Vilas, (25 Sept. 1909–23 April 1991), Senior Editorial Consultant, Encyclopædia Britannica, since 1972; Chairman, Board of Editors, Encyclopædia Britannica Publishers, since 1977, Oxford University Press, (2007-12-01), https://doi.org/10.1093/ww/9780199540884.013.u172122 2024年2月24日閲覧。
関連項目