ハーディ・クリューガー(Hardy Krüger 本名:Franz Eberhard August Krüger, 1928年4月12日 - 2022年1月19日[1])は、ドイツ出身の俳優。戦争映画への出演が多く、第二次世界大戦中のドイツ空軍エースパイロット、フランツ・フォン・ヴェラの実話を基にした『脱走4万キロ』インドシナ戦争で心を病んで帰国して孤児の少女との触れ合いを描いた『シベールの日曜日』などが代表作として挙げられる。
来歴
ベルリン出身。
ナチ党の幹部候補生養成機関のアドルフ・ヒトラー・シューレ在学中に第38SS擲弾兵師団「ニーベルンゲン」に召集される。敵兵を撃つことを拒否したため死刑に処されそうになり、その代わりに直属の上官の伝令となったが、二度目の伝令任務の途上で逃亡を果たしている。
2009年、ドイツ連邦共和国功労勲章を受章。
私生活
娘のクリスティアーネ・クリューガーとハーディ・クリューガー・ジュニアは共に俳優。
主な出演作品
公開年 |
邦題 原題 |
役名 |
備考
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1953 |
月蒼くして The Moon Is Blue |
旅行者 |
クレジットなし
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1957 |
出口なき犯行 Banktresor 713 |
クラウス |
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ジャングルの裸女 Liane, das Mädchen aus dem Urwald |
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パリの狐 Der Fuchs von Paris |
Fürstenwerth |
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脱走4万キロ The One That Got Away |
フランツ |
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1958 |
大学は花ざかり Bachelor of Hearts |
ウォルフ |
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1959 |
最後の沈黙[2] Der Rest ist Schweigen |
John H. Claudius |
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1959 |
狙われた男 Blind Date |
Jan-Van Rooyer |
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1960 |
裏切り Bumerang |
ロベルト・ワグナー |
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1961 |
地獄の決死隊 Un taxi pour Tobrouk |
Ludwig von Stegel |
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ハタリ! Hatari! |
カート・ミュラー |
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1962 |
シベールの日曜日 Les dimanches de Ville d'Avray |
ピエール |
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1964 |
恐喝 Le Gros coup |
フランク |
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1965 |
太陽が目にしみる Los Pianos mecánicos |
ヴィンセント |
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世界の歌 Le Chant du monde |
アントニオ |
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飛べ!フェニックス The Flight of the Phoenix |
ハインリッヒ・ドーフマン |
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1966 |
ザ・スパイ L'espion |
ピーター・ハインツマン |
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1967 |
太陽のサレーヌ La Grande sauterelle |
カール |
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1969 |
ロザリオの悲しみ La Monaca di Monza |
パオロ神父 |
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ネレトバの戦い Bitka na Neretvi |
クランツァー大佐 |
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サンタ・ビットリアの秘密 The Secret of Santa Vittoria |
フォン・プルム |
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1970 |
SOS北極... 赤いテント Krasnaya palatka |
ルンドベリー(飛行士) |
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1972 |
ナイト・チャイルド Diabólica malicia |
ポール |
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1973 |
一匹狼 Le Solitaire |
エリック |
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1975 |
太陽にかける橋/ペーパー・タイガー Paper Tiger |
ミュラー |
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バリー・リンドン Barry Lyndon |
ポツドルフ大尉 |
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1977 |
愛の地獄 À chacun son enfer |
ボラール警部 |
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遠すぎた橋 A Bridge Too Far |
ルドウィック将軍 |
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1978 |
ワイルド・ギース The Wild Geese |
ピーター・コエジー中尉 |
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遭難!嵐を呼ぶブルーフィン号 Blue Fin |
ビル・パスコー |
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1982 |
シークレット・レンズ Wrong Is Right |
ヘルムート・アンガー |
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1984 |
謀殺の標的 Slagskämpen |
マンデル |
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1988-1989 |
戦争と追憶 War and Remembrance |
エルウィン・ロンメル |
テレビ・ミニシリーズ
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参照
外部リンク