ハーグ国際私法会議ハーグ国際私法会議(ハーグこくさいしほうかいぎ、英:Hague Conference on Private International Law, HCCH、仏:Conférence de La Haye de droit international privé)は、国際私法の統一を目的として1893年に設立された国際機関である。2007年現在の構成国数は61で、非構成国を含めると120以上の国が条約の一部を批准している[1]。 構成国ハーグ条約ハーグ国際私法会議で締結された条約はハーグ条約という通称で呼ばれることが多い。 ただしこの通称は国際私法とは関係ない他のいくつかの条約の通称としても使われるため注意が必要である (曖昧さ回避ページのハーグ条約を参照のこと)。 以下に条約の締結年と名称の一覧を示す[3]。 ただし、全ての条約が発効しているわけではなく、また各構成国が全ての条約を批准しているわけではない (日本が批准しているものについては※で示した)。
裁判管轄等に関する条約草案ハーグ国際私法会議では裁判管轄等に関する条約案の作成に取り組み、1999年に特別委員会で「民事及び商事に関する裁判管轄及び外国判決に関する条約準備草案」と題して草案を確定した。しかし、加盟国間の意見がまとまらず、2001年の外交会議において討議が行われたが多くの課題が持ち越しとなった[7]。その後、各国の合意が得られる分野から交渉を進めていくこととなり、その一分野である裁判所の選択合意に関して2004年には作業部会草案が作成され[8]、2005年の外交会議で採択された。 出典
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