ハヤトウリ
ハヤトウリ(隼人瓜、学名: Sicyos edulis)は中央アメリカ原産のウリ科の植物。また、その果実のこと。果実を食用にする。別名センナリウリ(千成瓜)、チャヨテ、チョチョ。熱帯の高地で周年栽培され、日本の暖地でも一部野生化している[3]。 特徴日本で1917年(大正6年)に鹿児島に渡って来たため、薩摩隼人(さつまはやと)にちなんで「隼人の瓜」ということで、ハヤトウリという名前になった[4][3]。台湾では「佛手瓜」とよばれる。高知県では「チャーテ」と呼ばれ親しまれている[5]。 つる性の植物。多数つけるセイヨウナシ形の果実は、数本の溝があり、外皮は緑色と白色の種類がある[3]。果実の中央に大型の種子を1個生じ、発芽まで果肉と種子が分離しない[6]。 利用果実は白色種と緑色種があるが、白色種のほうが質がよいとされる[3]。果実を食べるときは、皮をむき、種子を取り除いてから使われる[3]。若い茎葉も食用になる[3]。味は淡白でくせがなく、歯切れがよい[3]。大きさが鶏卵より大きくなると、皮がかたくなる[3]。アメリカ合衆国ルイジアナ州のクレオール料理やラテンアメリカ、カリブ海諸国の料理によく用いられる。味噌漬け・奈良漬け・福神漬けなどの漬物、炒め物、煮物、酢の物、汁の実、サラダなどにして食べることができる[3]。 他のウリ類と同様ほとんどが水分で、炭水化物が約5%含まれる以外は、栄養的にすべての栄養素をごくわずかにまんべんなく含んでいる[3]。 ギャラリー
脚注
参考文献
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