ハナウド
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分類
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学名
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Heracleum sphondylium L. var. nipponicum (Kitag.) H.Ohba
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シノニム
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本文記載
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和名
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ハナウド(花独活)
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ハナウド(花独活、学名:Heracleum sphondylium var. nipponicum)はセリ科ハナウド属の越年草、ときに多年草。
特徴
茎の高さは0.5-2m[1]になる。茎は太く中空で長い毛があり、直立して上部は分枝する。葉は互生し、3出複葉か単羽状複葉で2-3対の小葉を出し、小葉は浅~中裂し、縁に粗い鋸歯がある。葉柄の基部は鞘状にふくらむ。
花期は5-6月。茎頂か、分枝した先端に径20cm[1]になる大型の複散形花序をつける。花は白色の5弁花で、小花序の周辺部の花弁は中央部のものと違い、周辺部の外側の1花弁が大きく、花弁の先は2裂する。果実は倒卵形[1]になる。茎の先端の花序は結実するが、側生のものは雄性で実らない。
分布と生育環境
本州の関東地方以西、四国、九州に分布し、山野の川岸などのやや湿った場所に生育する。
シノニム
- Heracleum nipponicum Kitag.
- Heracleum lanatum Michx. subsp. moellendorffii auct. non (Hance) H.Hara
- Heracleum lanatum Michx. subsp. moellendorffii (Hance) H.Hara var. nipponicum (Kitag.) H.Hara
- Heracleum moellendorffii auct. non Hance
変種
- ツルギハナウド Heracleum sphondylium L. var. turugisanense (Honda) H.Ohba(シノニム:Heracleum moellendorffii Hance var. turugisanense (Honda) Ohwi) -四国の剣山などの高山に分布。絶滅危惧II類(VU)。
ギャラリー
脚注
- ^ a b c 『野に咲く花 山溪ハンディ図鑑1』p.202
参考文献