ノース・コースト線 (クイーンズランド州)ノース・コースト線(ノースコーストせん、英語: North Coast Line)は、オーストラリア・クイーンズランド州ブリスベン市 (en:Brisbane City Council) のローマ・ストリート駅からケアンズ市 (en:Cairns Region) のケアンズ駅までを結ぶQR(クイーンズランド鉄道)の鉄道路線である[1]。 ノース・コースト線からはいくつかの支線が分岐している[2]。この記事ではこれらの支線についても述べる。 概要当路線は東海岸に沿って州都ブリスベン市とケアンズ市を結ぶ約1680kmの路線である。起点のローマ・ストリート駅でメイン線やゴールドコースト線と接続している。ローマ・ストリート駅 - Mayne間はエキシビション駅 (Exhibition) 経由とセントラル駅経由の2つのルートがある。ロックハンプトンのRocklandsでセントラル線と接続し、タウンズビル市のスチュアート駅でマウント・アイザ線と接続している。終点のケアンズ駅でアサートン駅への支線と直結している。他に各地の炭鉱や港湾などに至る多くの路線が接続している。 ロックハンプトン駅の北では Denison Street 上に敷設された2km近くに及ぶ併用軌道の区間が存在する。マッカイ地区付近から北の区間では、サトウキビ輸送鉄道とのダイヤモンドクロッシングや跳ね橋による交差が多数存在する。当路線では1998年に狭軌では世界最速の「ティルト・トレイン」が導入され、160km/h運転を行っている。 路線データ軌間以外の項目はノース・コースト線のみのものである。各支線の軌間以外の項目については#接続路線の各節を参照。
運行形態貨物列車QRナショナルが線内のロックハンプトン駅、エア駅 (Ayr)、タウンズビル駅、ケアンズ駅などとブリスベンとを結ぶ貨物列車を運行している[3]。ブラックウォーター地区 (en:Blackwater, Queensland) 周辺の炭鉱からグラッドストン地区 (en:Gladstone, Queensland) の石炭ターミナルや発電所などへの石炭輸送列車がセントラル線から直通して運行されている。コパベラ地区周辺の炭鉱からボーエン地区 (en:Bowen, Queensland)のアボット・ポイント石炭ターミナルへの石炭輸送列車がノース・グニエラ駅への支線から直通して運行されている[4]。 パシフィック・ナショナルがブリスベン - ケアンズ間で海上コンテナ貨物を輸送する貨物列車を運行している[5]。 ブリスベン中心部ではエキシビション駅経由のルートで運転され、ノーマンビー操車場 (Normanby marshalling yard) を発着する列車もある。 旅客列車ローマ・ストリート駅 - セントラル駅 - ギンピー・ノース駅間ではシティートレインの都市圏輸送が行われており、接続する各支線やエアトレインの路線とも直通している。ローマ・ストリート駅以遠はメイン線やゴールドコースト線経由で各方面に乗り入れている。ただしナンボー駅 (Nambour) - ギンピー・ノース駅間は運転本数が少なく、1日1-2往復のみである。また、エッカなどのイベント開催期間にはエキシビション駅への営業列車が運行される。 ローマ・ストリート駅 - ケアンズ駅間の全線に渡ってトラベルトレインの長距離旅客列車が週5往復運行されており、このうち「ティルト・トレイン」は営業最高速度160km/hである。ローマ・ストリート駅 - ロックハンプトン駅間では区間運転の列車やセントラル線直通の列車も加わり、合計で毎日1-4往復が運行されている。 歴史開業までの歴史クイーンズランドの初期の鉄道は、各地の港から内陸に向けて作られた路線網が独立に発展し、これらは海上の航路で結ばれていた。ノース・コースト線はこれらの路線網を結ぶように計画され、1910年に議会で承認され1924年に全線開業した[6][7]。
開業後の歴史1930年代にブリスベン - ケアンズ間で長距離旅客列車「サンシャイン・エクスプレス」の運行が開始され[23]、1953年に「ザ・サンランダー」の運行が開始された。1979年にブリスベン都市圏の電化が開始された。1996年にブリスベン中心部で複々線化が開始された。1998年にブリスベン - ロックハンプトン間で「ティルト・トレイン」が導入された[24]。2009年にカブルチャー駅 - Beerburrum間の複線化が完成した[25]。 接続路線ノース・コースト線と接続している路線を以下に示す。「キロ程」は起点のローマ・ストリート駅から接続駅までのものである。「接続方向」は、起点のローマ・ストリート駅から終点のケアンズ駅方に向かって左側(グレートディヴァイディング山脈側)を「山側」、右側(太平洋側)を「海側」と表記した。
サウス・イースト・クイーンズランド地方の接続路線概要ローマ・ストリート駅で接続するトゥウンバ駅への路線はメイン線を、バーシティ・レイクス駅への路線はゴールドコースト線を参照。
サウス・イースト・クイーンズランド地方ではファーニー・グローブ駅、ピンケンバ駅、ショーンクリフ駅への支線が分岐している。このうちボーエン・ヒルズ駅 - ファーニー・グローブ駅間とイーグル・ジャンクション駅 - ドゥーンベン駅 (Doomben) 間とノースゲート駅 - ショーンクリフ駅間ではシティートレインの都市圏輸送が行われており、ノース・コースト線と直通して運行されている。 歴史ファーニー・グローブ駅への支線は1899年にエノゲラ駅 (Enoggera) まで開業し[11]、1920年にデイボロ駅 (Dayboro) まで延伸開業したが[16]、ファーニー・グローブ駅 - デイボロ駅間はのちに廃止された。1979年に全線が電化された[24]。2008年にミッチェルトン駅 (Mitchelton) - ケッペラ駅 (Keperra) 間の複線化が完成した[26]。 ピンケンバ駅への支線は1882年にレースコース駅 (Racecourse)(のちのアスコット駅 (Ascot))まで開業し[10]、のちにピンケンバ駅まで延伸開業した。1988年にイーグル・ファーム駅 (Eagle Farm) まで電化された[24]。 ショーンクリフ駅への支線は1882年にサンドゲイト駅(初代)まで開業した[10]。のちにサンドゲイト駅(2代目)が開業し、サンドゲイト駅(初代)がショーンクリフ駅に改称された。 他に、1909年にノース・コースト線カブルチャー駅から北西に分岐してウッドフォード駅 (Woodford) までの支線が開業し[11]、1913年に西にキルコイ駅 (Kilcoy) まで延伸開業したが[15]、のちに廃止され、ウッドフォード駅付近の約1kmの区間は Durundur Railway という保存鉄道に移管された[27]。 ワイド・ベイ=バーネット地方の接続路線概要
ワイド・ベイ=バーネット (Wide Bay-Burnett) 地方ではギンピー駅、キンガロイ駅、モント駅、メリーボロー駅への支線が分岐しており、モント駅ではCallemondahからの支線と接続している。貨物列車が運行されている。定期旅客列車は運行されていない。 歴史Monklandで南に分岐する支線が1915年にBroolooまで開業した[15]。ギンピー駅 - Monkland - Brooloo間はのちに廃止され、このうちギンピー駅 - Monkland - インビル駅 (Imbil) 間はマリー・バレー鉄道 (en:Mary Valley Heritage Railway) という保存鉄道に移管された[28]。 キンガロイ駅への支線は1886年にKilkivanまで開業し[10]、順次延伸し1911年にナナンゴ駅 (Nanango) まで延伸開業した。途中のキンガロイ駅で分岐してタロング駅 (Tarong) までの支線が1915年に開業した[15]。キンガロイ駅以遠はいずれものちに廃止された。途中のマーゴン駅 (Murgon) で西に分岐してProstonまでの支線が1923年に開業し、その途中のBarlilでさらに北に分岐してWinderaまでの支線が1925年に開業したが[16]のちに廃止され、1993年にByee以遠が廃止され1999年にマーゴン駅 - Byee間 (12.22km) も廃止された。 モント駅への支線は1891年にBiggendenまで開業し[11]、順次延伸し1928年にモント駅まで延伸開業した。1931年にCallemondahからの支線がモント駅まで達し、当支線に接続した[16]。 他に、1896年にノース・コースト線Coltonから北東に分岐してピアルバ駅 (Pialba) までの支線が開業し[11]、1913年に東にウランガン駅 (Urangan) まで延伸開業したが[15]、のちにTakura以遠が廃止され1997年にColton - Takura (12.93km) 間も廃止された。1887年にノース・コースト線 Isis Junction から西に分岐してチルダーズ駅 (Childers) までの支線が開業し[10]、1896年にCordalbaまで[11]、1913年にDallarnilまで延伸開業したが、のちに廃止された。1912年にノース・コースト線バンダバーグ駅 (Bundaberg) から東に分岐してPembertonまでの鉄道が当時のウーンガラ市 (en:Shire of Woongarra) によって建設され、1918年にクイーンズランド州営鉄道がこの市営鉄道を買収したが[15]、のちに Bunda Street 以遠が廃止され1999年にバンダバーグ駅 - Bunda Street 間も廃止された。1881年にノース・バンダバーグ駅 (North Bundaberg) から西南西にMoolboolamanまでの路線が開業し、1884年に Mount Perry の銅山まで延伸開業し[8][10][12]、1891年にノース・バンダバーグ駅でノース・コースト線と接続した[11]。この路線の途中のGoondoonで分岐してWallavilleまでの支線が1920年に開業し1931年にMorganvilleまで延伸開業したが[16]のちに廃止され、ノース・バンダバーグ駅 - Mount Perry 間も1961年に廃止された[29]。 フィッツロイ地方の接続路線概要ParanaとCallemondahで接続するモウラ駅への路線はモウラ短絡線を、Rocklandsで接続するウィントン駅への路線はセントラル線を参照。
フィッツロイ (Fitzroy) 地方ではモント駅、ヤプーン駅への支線が分岐しており、モント駅ではMungarからの支線と接続している。貨物列車が運行されている。定期旅客列車は運行されていない。 歴史モント駅への支線は1910年に Many Peaks まで開業し[15]、順次延伸し1931年にモント駅まで開業しMungarからの支線に接続した[16]。 ヤプーン駅への支線は1888年にノース・ロックハンプトン駅 (North Rockhampton) から東にエミュー・パーク駅 (Emu Park) まで開業し[10]、1899年にロックハンプトン駅 - ノース・ロックハンプトン駅間が開業しセントラル線と接続した[30]。途中のNankinで南東に分岐してBroadmountまでの支線が1898年に開業した。途中のSleipnerで北に分岐してヤプーン駅までの支線が1909年に開業した[11]。のちにロックハンプトン駅 - グレンモア・ジャンクション間はノース・コースト線に編入され、Sleipner - エミュー・パーク駅間は廃止され、Nankin - Broadmount間も1929年に廃止された[16]。 他に、1912年にノース・コースト線Bajoolから東北東に分岐してポート・アルマ駅 (Port Alma) までの支線が開業したが、のちに途中の CQ Saltworks への引き込み線になりそれ以遠は廃止された。1916年にノース・コースト線ロックハンプトン駅から北西に分岐してRidgelandsまでの支線が開業したが[15]、のちに廃止された。 マッカイ地方の接続路線概要
マッカイ地方ではノース・グニエラ駅、グレゴリー・ジャンクション (Gregory Junction)、ブレアソール炭鉱駅 (Blair Athol Mine)、Marian、マッカイ・ハーバー駅への支線が分岐しており、グレゴリー・ジャンクションとブレアソール・ジャンクション (Blair Athol Junction) ではそれぞれセントラル線からの支線と接続している。支線の起点のヘイ・ポイント駅ではヘイ・ポイント石炭ターミナルとダーリンプル・ベイ (Dalrymple Bay) 石炭ターミナルの2つの方向に線路が分かれている。Yukanではノース・コースト線と接続している。当支線内には多数の炭鉱への引き込み線が存在し、ヘイル・クリーク駅 (Hail Creek) への引き込み線は40kmを超える距離がある。Marianへの支線にはサトウキビ輸送鉄道とのダイヤモンドクロッシングや跳ね橋による交差が存在する。 当支線ではQRナショナルが貨物列車を運行している。サウス・ウォーカー駅 (South Walker)、ヘイル・クリーク駅、コパベラ駅 (Coppabella)、カーボロ・ダウンズ駅 (Carborough Downs)、バートン駅 (Burton)、アイザック・プレーンズ駅 (Isaac Plains)、モランバー・ノース駅 (Moranbah North)、グニエラ駅、リバーサイド駅 (Riverside)、ノース・グニエラ駅、モアベール駅 (Moorvale)、ミレニアム駅 (Millennium)、ピーク・ダウンズ駅 (Peak Downs)、サラジ駅 (Saraji)、ノーウィッチ・パーク駅 (Norwich Park)、ジャーマン・クリーク駅 (German Creek)、オーキー・クリーク駅 (Oaky Creek)、ブレアソール炭鉱駅、およびグレゴリー・ジャンクションの先のグレゴリー駅から石炭輸送列車がヘイ・ポイント石炭ターミナルやダーリンプル・ベイ石炭ターミナルまで運行されている。コパベラ駅やモアベール駅からはYukanでノース・コースト線に乗り入れてボーエン地区まで運行される石炭輸送列車もある[4]。Marianへの支線は砂糖輸送用である。いずれの路線も定期旅客列車は運行されていない。 歴史ノース・グニエラ駅への支線は1971年にヘイ・ポイント駅 - グニエラ駅間が開業した。途中のコパベラ駅で分岐してピーク・ダウンズ駅までの支線が1972年に開業し、順次延伸し1983年にジャーマン・クリーク駅まで開業し、1982年に開業していたジャーマン・クリーク駅 - グレゴリー・ジャンクション間とつながりセントラル線Burngroveからの支線に接続した。途中のWotongaで分岐してブレアソール炭鉱駅までの支線が1983年に開業した[24]。2008年にBroadlea - Wotonga間の複線化が完成した[31]。 Marianへの支線は、1880年代から1920年代までにかけてプランテーションの拡大に伴ってサトウキビ輸送のために作られた鉄道路線の一部である。1885年にマッカイ駅から西にHamilton(同年中にミラーニ駅 (Mirani) に改称)までと途中のNewburyで南に分岐してEtonまでが開業し[10]、1897年にミラーニ駅からミラーニ・ウェスト駅 (Mirani West) まで、1902年にPinnacleまで延伸開業した。1903年に途中のBenholmから北に分岐してLangdonまでと、1904年に終点のPinnacleから西にフィンチ・ハットン駅 (Finch Hatton) までの2つのフィーダー路線が当時のパイオニア市 (en:Shire of Pioneer) によって建設された[11]。1910年にクイーンズランド州営鉄道がこれらの市営鉄道を買収し、1911年にフィンチ・ハットン駅 - ユンゲラ・レインジ駅 (Eungella Range)(1913年にNetherdaleに改称)間とLangdon -Kungurri間が延伸開業した[15][18]。1922年に途中のGargettから北に分岐して Owens Creek までの支線が開業した[16][17]。マッカイ駅 - Marian間以外はのちに廃止された。 マッカイ・ハーバー駅への支線は1981年に開業した。このErakalaからの支線が開業する前は、港湾への路線はパイオニア川の南側にありマッカイ市街地を通過していた[18]。 ノース・クイーンズランド地方の接続路線概要スチュアート駅で接続するマウント・アイザ駅への路線はマウント・アイザ線を参照。
ノース・クイーンズランド地方 (en:North Queensland) ではニューランズ駅、McNaughton、アボット・ポイント駅への支線が分岐している。McNaughton、ソノマ駅 (Sonoma)、ニューランズ駅からノース・コースト線Durroburra - Kaili間を経由してアボット・ポイント石炭ターミナルまでQRナショナルの石炭輸送列車が運行されている[4]。定期旅客列車は運行されていない。 歴史ニューランズ駅への支線は1922年にノース・コースト線Merindaから分岐してコリンズビル駅 (Collinsville) までの支線が開業し[16]、1984年にニューランズ駅まで延伸開業した。のちにノース・コースト線Durroburraから接続するルートが開業し、起点がMerindaからDurroburraに変更された。 アボット・ポイント駅への支線は1983年に開業した。 Cobarra からの支線は1974年に西にGreenvaleのニッケル鉱山まで開業したが、1993年の列車を最後に廃止され[24]、ノース・コースト線YabuluからCobarraの精錬所につながる部分のみが残った。 延伸計画ニューランズ駅から南にノース・グニエラ駅までの約69kmの区間を延伸し、ヘイ・ポイント駅 - ノース・グニエラ駅間の支線と接続する計画がある。これが実現すればヘイ・ポイント駅 - ノース・グニエラ駅間の支線の沿線の炭鉱からアボット・ポイント石炭ターミナルまでがYukanを経由せずに直接結ばれる[32]。 ファー・ノース・クイーンズランド地方の接続路線概要
ファー・ノース・クイーンズランド地方ではアサートン駅、Arriga、フォーサイス駅 (Forsayth) への支線がケアンズ駅でノース・コースト線と直結している。貨物列車と旅客列車が運行されている。主な貨物は砂糖で、Arrigaは製糖所のための駅である。ケアンズ駅 - フォーサイス駅間ではケアンズ・キュランダ・スチーム・トレインの観光列車「ザ・サバンナランダー」が週1往復運行されている。ケアンズ駅 - キュランダ駅間ではトラベルトレインの観光列車「キュランダ高原列車」が毎日運行されている。 歴史アサートン駅への支線は、スズ鉱山の町ハーバートン (Herberton) と東海岸を結ぶために作られた鉄道路線の一部である。東海岸の起点の町はイニスフェイルとケアンズとポート・ダグラスの3つが検討され、ケアンズが採用された。1887年にケアンズ駅 - レッドリンチ駅 (Redlynch) 間が開業し[10]、1888年にカメルンガ駅 (Kamerunga) への短い支線が開業した。1891年にレッドリンチ駅 - キュランダ駅 - マイオラ駅 (Myola) 間が開業するとともに[33][22]カメルンガ駅へ支線は廃止された。さらに順次延伸し1893年にマリーバ駅 (Mareeba) まで、1903年にアサートン駅まで[11]、1910年にハーバートン駅まで、1916年にレーベンスホー駅 (Ravenshoe) まで開業した[15]。アサートン駅 - レーベンスホー駅間はのちに廃止され、レーベンスホー鉄道 (Ravenshoe Railway) という保存鉄道に移管された[34][35]。 マリーバ駅で分岐する支線はもともとは私鉄であった。1901年にチラゴー鉄道 (Chillagoe Railway) という私鉄のマリーバ駅 - チラゴー駅 - ムンガナ駅 (Mungana) 間が開業し[11]、途中のアルマデン駅 (Almaden) で Etheridge Railway という私鉄が分岐して1910年にフォーサイス駅まで開業した。1919年にクイーンズランド州営鉄道がこれらの2つの私鉄を買収し[15]、アルマデン駅 - チラゴー駅 - ムンガナ駅間はのちに廃止された。 他に、ケアンズ駅 - マリーバ駅間のビブーラ駅 (Biboohra) から北に分岐してマウント・モロイ駅 (Mount Molloy) までの私鉄が1908年に開業し[11]、1917年にクイーンズランド州営鉄道が買収し[15]、1926年にRumulaまで延伸開業したが[16]、のちに廃止された。アサートン駅の手前のトルガ駅 (Tolga) で分岐して南東のマランダ駅 (Malanda) までの支線が1910年に開業し[15]、1921年に南にミラ・ミラ駅 (Millaa Millaa) まで延伸開業したが[16]、のちに廃止された。 脚注
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