ノヴゴロド・ソフィヤ年代記集成

ノヴゴロド・ソフィヤ年代記集成(ノヴゴロド・ソフィヤねんだいきしゅうせい、ロシア語: Новгородско-Софийский свод)は、ロシアの文献学者アレクセイ・シャフマトフ(ru)が、その存在を示唆した書籍の名である。シャフマトフによれば、この年代記集成は、ノヴゴロド第四年代記(ru)と、ソフィヤ第一年代記(ru)の編纂に用いられた資料である[1]

概要

シャフマトフは、当初は、両年代記にノヴゴロド・ソフィヤ年代記集成が引用されている、最も古い記述は1448年のものであると述べており、1448年年代記集成とも呼称していた。ただしその後、1430年代の記述であると説を修正しており[1]、何人かのロシアの文献学者もこの説に支持を示している。なお、シャフマトフは、キエフ府主教フォティー(ru)による1418年の著述もまた、ノヴゴロド・ソフィヤ年代記集成が引用されていると述べている[2]

出典

  1. ^ a b А. Бобров.2001.стр. 129
  2. ^ А. Бобров.2001.стр. 129

参考文献

  • Александр Бобров, «Новгородские хроники. XV век.», Александр Григорьевич Бобров, «Новгородские летописи XV века», 2001, Институт русской литературы (Пушкинский дом).