ノコギリガール〜ひとりでトイレにいけるもん〜
「ノコギリガール〜ひとりでトイレにいけるもん〜」は2009年11月18日に発売された青木さやかのデビューシングル。 背景当初は、テレビ朝日系のバラエティ番組『ロンドンハーツ』から生まれた狩野英孝扮する「50TA」が発売する予定であった。ドッキリで行った歌手デビュー企画(2009年2月3日放送)に予想以上の反響があり、レコード会社エイベックスからCDリリースの話を持ちかけられた。50TAはCDリリースに向けて、新曲6曲を制作し、その内の1つであるこの曲がCD化されることが決定した。CDリリースを記念して50TA復活ライブを千葉・幕張メッセで行い、その様子は11月3日放送回「秋の3時間SP」で放送された。このライブ終わりに、控え室で出来上がったCDを渡されるが、そこで初めて青木がデビューすることが伝えられた[1]。 これはドッキリではなく、エイベックス担当者と50TAの影のプロデューサーといえる田村淳(ロンドンブーツ1号2号)の会話の不成立で起こったことである。エイベックス担当者は淳に「(CDをリリースするのは)青木さんとか可能ですか?」と持ちかけるが、これを淳が「青木さんとか狩野ですか?」と聞き間違え、「全然、狩野でしょ」と返答した。しかし、担当者はそれを「全然、可能でしょ」と受け取り、番組スタッフもこれに気づかないまま、青木のCDリリースが決定した。青木にもこの事実は後に伝えられ、狩野が作詞・作曲を担当していることを知ると驚いた様子を見せ、「恥ずかしい」と本音を漏らした[1]。 作詞・作曲に使われている名義「桜田 神邪」(さくらだ しんや。正確には、苗字と名前の間に“山”をシンボライズしたマークが入る)は、淳からの提案であり、狩野の実家である櫻田山神社から来ている。タイトルの「ノコギリガール」は狩野の制作過程を見たスザンヌが、「ひとりでトイレにいけるもん」は同じくmisonoが考えたもので、それらを総合して淳の誘導により決定された。狩野が当初つけたタイトル「ゴーストファイター」が曲のイメージに合わないと指摘されたため改題された。 CDリリースに先駆けてミュゥモ、テレ朝サウンドでダウンロード販売が開始された。後に50TAが歌うアナザーヴァージョンも配信されたのに加え、50TAの1枚目のアルバム『50TA』で「セルフカバー」という形で収録されている。 批評『CDジャーナル』は「アッパーなダンス・ビートに乗った、ママと子供向けの超ハッピー・ソングで、PVも含め、ナンセンスもここまで徹底するとスゴイの一言だ。」と批評した[2]。 ミュージックビデオ監督は石井"taka"貴英が務めた[3]。フルヴァージョンに先行してYouTubeに30秒ヴァージョンが掲載されると、2週間で18万回再生を記録した。その後、フルヴァージョンが掲載され、4日で50万回再生を記録した。GYAO!の11月15日・18日付けの総合映像デイリーランキング、16日付けの音楽映像ウィークリーランキングで1位を獲得した[4]。 ライブパフォーマンス2009年11月22日、ラゾーナ川崎プラザで発売記念イベントが行われ、表題曲を披露した。イベントにはロンドンブーツ1号2号も出演した。ライブでは、12,000人が集まった[5]。青木が1番目のサビが歌い終わった頃に50TAがサプライズで登場し、一緒に歌った。また、50TAが青木のCDデビューを祝う目的で、即興曲『ハッピーワンダフル』を披露した。この模様は同年12月1日放送回の『ロンドンハーツ』内で放送された。 収録曲
チャート2009年11月2日付けのミュウモ週間総合チャートで1位を獲得した[6]。同年11月10日付けの日本レコード協会による着うたのダウンロード数を集計したRIAJ有料音楽配信チャートで初登場47位[7]。2週目に100位圏外になった後、3週目(24日付け)で24位で再び100位内に入った[8]。TBS系の音楽番組『COUNT DOWN TV』のTHIS WEEK'S 100(今週のトップ100)では11月28日放送回で初登場29位、2週目は98位でTOP100登場回数は2回だった[9]。オリコンチャートでの発売初日のデイリーランキングでは43位[5]。
出典
外部リンク |