ノギラン
ノギラン(芒蘭、学名:Metanarthecium luteoviride)はキンコウカ科ノギラン属の多年草[5]。古い分類体系の新エングラー体系、クロンキスト体系では、ユリ科に分類された[1]。 特徴葉は束生して10個ほどの根出葉になる。葉身は倒披針形で、長さ8-20cmになり、先端はとがる[6][7]。 花期は6-8月。根出葉の間から高さ20-50cmになる花茎を伸ばし、総状花序をつけ、やや多数の花がつく。花茎には葉がつかない。花には苞があり、長さ2-4mmの短い花柄がある。花被片は黄緑色で、長さ6-8mmの線状披針形になり、上向きに咲き、花後も落ちない。雄蕊は6個あり、花被片より短く、花糸は無毛。子房は中位で3室あり、各室に多数の胚珠があり、柱頭は3裂する。果実は蒴果で長楕円形になり、花被片より短い。種子は長さ0.7mmほどの卵形になる[5][6][7]。 分布と生育環境南千島、北海道、本州、四国、九州、韓国に分布し、山地に生育する[5]。 ギャラリー下位分類脚注参考文献
|