ヌニェス (ブエノスアイレス)

ヌニェス
Núñez
アルゼンチンの旗
ヌニェス地区の空中写真
ヌニェス地区の空中写真
ヌニェスの市章
地区(バリオ)章
位置
の位置図
行政
アルゼンチンの旗 アルゼンチン
 特別区 ブエノスアイレス
 コムーナ C13
 地区(バリオ ヌニェス
地理
面積  
  地区(バリオ)域 3.9 km2
人口
人口 (2001年現在)
  地区(バリオ)域 53,005人
    人口密度   14,000人/km2
その他
等時帯 ART (UTC-3)
郵便番号

ヌニェス(Núñez)は、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス特別区の北端にある地区(バリオ)である。コムーナ13に属しており、2001年の国勢調査による人口は53,005人、面積は3.9km2である。

歴史

近隣のサーベドラ地区同様に、ドン・フロレンシオ・エメテリオ・ヌニェスによって建設され、当時はブエノスアイレス郊外という位置づけだった。1873年4月17日には鉄道路線(後のミトレ線)の駅が開設され、式典には2,000人が詰めかけた。式典後には土地が小分けされて住宅の建設が開始された。ヌニェスは駅建設のために土地を寄付し、彼の名前が駅名や地区名となった。

地理

ブエノスアイレス特別区の北端にあり、南東にはベルグラーノ地区が、西にはサーベドラ地区とコグラン地区がある。北はブエノスアイレス州ビセンテ・ロペス市と接しており、北東にはラプラタ川が流れている。この地区は高層アパート地区であり、特にカビルド通りとリベルタドール通りに沿って活発な商業活動が行なわれている。市の北部にある他地区と同じように、概して洗練されて高級な住宅街があり、緑豊かな別荘地もある。バルカルセ広場とフェリクス・リマ広場というふたつの広場がある。リベルタドール通りと河岸の間には広大なオープンスペースがあり、スポーツクラブ、CeNARDと呼ばれる大規模な高性能陸上競技センター、運動場などがある[1]

1999年には最新の緑地のひとつであるニーニョス公園(児童公園)が完成した。この公園では2009年初頭に「シティ・ビーチ」としてマウリシオ・マクリ市長による落成式が行なわれた。本物の海岸とは違って水設備はないが、1エーカーの砂場にビーチパラソルが置かれている。市内には類似の公園がいくつかあるが、ニーニョス公園がシティ・ビーチの第1号である[2]。地区内にはブエノスアイレス大学の都心キャンパスがあり、都心キャンパスには精密・自然科学部、建築・デザイン・都市計画学部の2つの学部がある。なお、ブエノスアイレス大学は核となるキャンパスが存在せず、学部ごとにキャンパスが分けられている。

ギャラリー

1970年代後半から1980年代前半にかけて軍事政権によって行なわれた汚い戦争では、アルゼンチン海軍技術学校英語版(ESMA)が多くの残虐行為の舞台となった。

脚注

座標: 南緯34度33分 西経58度28分 / 南緯34.550度 西経58.467度 / -34.550; -58.467