ニコル・バイディソバ
ニコル・バイディソバ(Nicole Vaidišová、1989年4月23日 - )は、チェコの女子プロテニス選手。両親の仕事の関係で、ドイツ・ニュルンベルクに生まれる。WTAツアーでシングルス6勝を挙げている(ダブルス優勝はない)。身長183cm、体重63kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。長身とルックスを兼ね備え、プレースタイルもよく似ていることから“シャラポワ2世”と呼ばれることがある。 来歴バイディソバは母親の手ほどきで6歳からテニスを始め、2004年に15歳で女子テニス国別対抗戦・フェドカップのチェコ代表選手となった。同年の全米オープンで4大大会にデビューした時、予選3試合を勝ち上がって本戦に進出したが、本戦1回戦で第1シードのジュスティーヌ・エナン=アーデンに敗れた。2005年度の4大大会成績は、全豪オープンが3回戦、全仏オープンが2回戦、ウィンブルドンが3回戦、2度目の全米オープンが4回戦進出となる。2005年のフェドカップ「ワールドグループ第2部」(最上位の「ワールドグループ」8ヶ国の下位に位置する、次の8ヶ国のグループ) では、4月23日・24日の1回戦でチェコと日本が対戦し、チェコが「3勝2敗」で日本を破った。4月23日に16歳の誕生日を迎えたばかりのバイディソバは、フェド杯デビューでいきなりシングルスに起用された中村藍子を 6-3, 6-1 で破ったが、エースの森上亜希子には 3-6, 2-6 で敗れている。10月には「韓国オープン」と日本の「ジャパン・オープン」で2週連続優勝を遂げた。このジャパン・オープンの決勝では、対戦相手のタチアナ・ゴロビン(フランス)が第2セットの途中で棄権してしまった。 2006年度の4大大会で、ニコル・バイディソバは全豪オープンと全仏オープンの2大会連続でアメリ・モレスモと4回戦で当たった。全豪オープンでは 1-6, 1-6 で完敗したが、全仏オープンでは地元フランスの大会で初の第1シードとなったモレスモを 6-7, 6-1, 6-2 で破り、地元声援の壁を打ち破った。続く準々決勝でもビーナス・ウィリアムズに勝ったが、初めての準決勝では2004年全米オープン優勝者のスベトラーナ・クズネツォワに 7-5, 6-7, 2-6 で逆転負けした。全仏オープン後の4大大会成績は、ウィンブルドンでは4回戦で李娜(中国)に 6-4, 1-6, 3-6 の逆転で敗れ、全米オープンは3回戦でエレナ・ヤンコビッチ(セルビア)に敗れた。 2007年の全豪オープンで、バイディソバは第10シードから自身2度目の4大大会準決勝に勝ち進んだが、過去にこの大会で2003年・2005年と2度の優勝経験を持つセリーナ・ウィリアムズに 6-7, 4-6 で敗れた。この年はウィンブルドンで初のベスト8進出がある。バイディソバは4回戦で大会前年優勝者のアメリ・モレスモを破ったが、続く準々決勝でアナ・イバノビッチ(セルビア)に 6-4, 2-6, 5-7 で逆転負けした。2008年はウィンブルドンで2年連続のベスト8に入ったが、準々決勝で鄭潔(中国)に 2-6, 7-5, 1-6 で敗れ、(2年前の4回戦と同じように)中国人選手に道を阻まれた。 2010年3月、ランキングが100位以下に落ちて低迷していたバイディソバは、ラデク・ステパネクとの結婚と現役引退を発表した。2010年7月に挙式した。 2013年に離婚。2014年9月に現役へ復帰したが、好成績を残すことは出来ず2016年に再び現役を引退した。2018年にラデク・ステパネクと復縁し再婚。6月第一子女児を出産した。 WTAツアー決勝進出結果シングルス: 7回 (6勝1敗)
4大大会シングルス成績
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
スポンサーシップ脚注
外部リンク
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