ナルン州
ナルン州(キルギス語: Нарын областы)は、キルギスの州。州都はナルンである。 概要同国の州のなかで最大の面積を誇る。1939年11月21日にティエン=シャン州として新設され、1962年12月20日の解体を経て1970年12月11日に再組織された。1988年12月5日をもってイシク・クル州と合併したものの、1990年12月14日に再び分かれた。このさい現在の名称に改められ、現在に至る[1]。 中華人民共和国国境のトルガルト峠から北のイシク・クル州バルイクチにかけて主要幹線道が通る。ソン湖やチャティル湖、タシ・ラバト(15世紀のキャラバンサライ)で知られる。 人口人口の97%がキルギス人。 産業経済はヒツジ、ウマ、ヤクの放牧とそれにともなう加工業(羊毛、肉など)に依存している。ソビエト連邦時代には鉱業開発が試みられたが、ソ連崩壊後に非経済的として放棄された。国内で最も低所得の地方であるが、同時にキルギスの原風景をよく残している。美しい山並み、高原の牧草地、遊牧民に連れられてヒツジやウマの群れが集まってくる夏のソン湖などがそれである。 基礎的経済指標
下位行政区下記の5地区から成る[8]。
脚注
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