ドロクイ
ドロクイ(学名: Nematalosa japonica)は、ニシン目ニシン科ドロクイ属に属する汽水・海水魚。 形態全長20センチメートルで、上顎前縁に鋭い欠刻がある。近縁種にコノシロやリュウキュウドロクイがいるが、コノシロとは上顎後端が曲がっている点、リュウキュウドロクイとは体高が低い点と、臀鰭の軟条数(ドロクイが21個から23個なのに対し、リュウキュウドロクイは23個から25個)によって区別できる。 生態内湾の砂泥質環境に生息する。プランクトン食性である。 分布日本、台湾、香港、フィリピンなどの内湾に生息する。タイでも記録がある。 人間との関係日本では稀に漁網にかかるが、商品価値が低いため、コノシロの成魚に混ぜて捨てられることが多い。日本国内での個体数は非常に少なく、2007年の環境省による汽水・淡水魚類レッドリストでは絶滅危惧IB類に分類された。 絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト) 関連項目 |