ドリン川またはドリニ川 (ドリンがわ、ドリニがわ、アルバニア語:DrinまたはDrini、マケドニア語:Дрим、ギリシャ語: Δρινος )は、アルバニア最大の川。
マケドニア共和国・ストルガのオフリド湖畔から発した黒ドリン川(英語版)は、北へ向かって山地を流れ、水源から約149km地点でアルバニアへ入る。国境の直前はダム湖のデバル湖(英語版)となっている。アルバニア国内でも起伏の多い山地を北へ向かって流れる。
白ドリン川(英語版)はコソボのペヤが源である。本質的に、狭い谷を通って川は南進する。
合流地点
アルバニアのクーカス(英語版)で、黒ドリン川と白ドリン川が合流してドリン川となる。アルバニア北部海岸近くで、ドリン川は2つの分流に分かれる。これは1858年の土砂崩れが原因で流れが変わったためである。かつて本流であった小さな川は南進する。レジャ(英語版)の西で、川はドリン湾(英語版)に注ぐ。
本流
現在本流となっている川(大ドリン川とも)は、西進しシュコドラを通過、ロザファ要塞(英語版)近くで、シュコダル湖に源を発するブナ川(英語版)に合流する。ブナ川はアルバニアとモンテネグロ間の国境線となっている川で、この合流地点からおよそ32kmでアドリア海に注ぐ。
ダム
アルバニア国内のドリン川流域には3箇所のダムがあり、水力発電所でつくられた電気はアルバニア国内へ供給されている。