ドナルド・ルーツ
ドナルド・トーマス・ルーツ(Donald Thomas Lutz , 1989年2月6日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身の元プロ野球選手(内野手、外野手)。 ドナルド・ルッツと表記されることもある。 MLB史上初のドイツ人メジャーリーガー。過去に、ドイツ生まれのメジャーリーガーはいたものの、それらは全て米国軍人の子供である[1]。 ドイツ代表でのチームメイトで、野球ブンデスリーガ・マインツ・アスレチックスでプレーするサッシャ・ルーツは実兄。父親がドイツ系アメリカ人、母親がドイツ人であるため、兄弟とも米独の二重国籍である。アメリカ生まれドイツ育ち[2]。 経歴アメリカ合衆国のニューヨーク州ウォータータウンで生まれる。1歳の時、ドイツのフリートベルクに移住する[1]。 15歳で野球を始める。それまでは、アイスホッケーやハンドボールをプレーしていた[2]。 2007年の秋に、シンシナティ・レッズとマイナー契約を結ぶ。 2008年、北京オリンピック世界最終予選で代表デビューを果たす。主に右翼でプレーし、打率.250、2打点、2得点(ともにチームトップ)の成績を残した。韓国代表との一戦では、ドイツ唯一の得点となるソロ本塁打を孫敏漢から放っている。同じ年の、U-21欧州選手権では、打率.320の成績で外野のベストナインの一角を占めた。 2009年は、ルーキー級のGCLレッズでプレーしたが、打率.169と調子が上がらず、7月下旬に肘を故障するなど苦杯をなめた。また、この故障の影響で第38回IBAFワールドカップからもメンバー落ちしている。 2012年オフに開催された第3回WBCのドイツ代表に選出されたが、チームは予選で敗退した。 2015年5月にトミー・ジョン手術を受け、6月3日に解雇となる。 2016年1月16日に古巣であるシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだことが発表された[4]。開幕前の3月に第4回WBC予選のドイツ代表に選出された[5]。 詳細情報年度別打撃成績
背番号
代表歴脚注
関連項目
外部リンク
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