ドッグスポーツ とは、一定のルールに従って犬 の身体機能と技能を競う競技である。幅広い活動を含み、人間(ハンドラー)が参加するものと、犬だけで行うものとがある。
欧米ではテレビ媒体で放映される程の人気を誇るアジリティ等から、一部の熱狂的なファンによってのみ続けられている競技もあり、ヒトの行う文化的アクティビティの発展とともに、日々新しいドッグスポーツが生まれていると言っても過言ではない。
障害物競走(アジリティ )
定義
犬(または犬と人のチーム)同士が競うスポーツ 競技。
犬のみが行う競技は、個体のもつ本能や身体能力等、犬種の特性を生かしたものが多く、例としてレーシング 、バーンハンティング、闘犬等が挙げられる。
犬と人間が共同で行う競技は、犬の身体能力に加え、人間の指示のもとに犬が身に着けた特別な技能を競うものが多く、例として服従競技、牧羊競技 などが挙げられる。
ドッグスポーツのリスト
アジリティ競技でAフレームに上るアラスカン・マラミュート
以下は、幅広いドッグスポーツの一覧である。一部で「ドッグスポーツである」と認知されている新興のスポーツ競技も含む。
ドッグショー 、及びショーマンシップ競技
狩猟競技(Hunting_dog )
防衛競技(List_of_protection_sports )
探知・追跡競技(Tracking_trial ) フィールドトライアルや防衛競技の一環として組み込まれていることが多い。
水辺の競技
服従競技
牧羊競技
レーシング
走行競技
牽引レース
マッシング(Mushing )マッシングとは犬ぞりの事である。
スキージョアリング(Skijoring )ジョアリング(Joring)とは、発祥の地であるノルウェーの言葉で「引っ張る事」を意味する。
スクータリング(Dog scootering )ペダルのない自転車で犬が犬ぞりのように引っ張って走るスポーツ。
カーティング(Carting )ドッグカートやドラフティングと呼ばれることもある。
ランニングレース
バイクジョアリング(Bikejoring )オフシーズンの犬ぞりトレーニングの一環として生まれ発展した、自転車で犬と走るスポーツ。ICFやIFSSで規定するレース距離は2〜8km前後。
カニクロス(Canicross )(CaniX ) オフシーズンの犬ぞりトレーニングの一環として生まれ発展した、人が犬とペアになって走るクロスカントリースポーツ。ICFやIFSSの国際大会で規定するレース距離は2~4km前後。国際カニクロス連合のICFによると発祥は1980年代のベルギーとフランス。ICF のアジア代表はカニクロスジャパンの代表が務めている。
特殊競技
闘犬 現代では動物愛護と倫理的な観点でほとんどの先進国では違法とされているが、ドッグスポーツとして最も古くから行われてきたもののひとつ。日本では違法とされていない。
参考文献
・Sundance, K. (2010). 101 Ways to Do More With Your Dog: Make Your Dog a Superdog with Sports, Games, Exercises, Tricks, Mental Challenges, Crafts, and Bonding. Beverly, MA: Quarry Books.
外部リンク
・Daily Dog Walker UK
・35th Annual Canadian German Shepherd Dog Championships and Sieger Show
^ バーンハント協会