トリニティ湾 (クイーンズランド)
トリニティ湾(トリニティわん、英: Trinity Bay)は、オーストラリアのファー・ノース・クイーンズランド (Far North Queensland) 東岸から珊瑚海 (Coral Sea) にかけての大きな湾である。モスマン川 (Mossman River) が湾に注ぐ。かつて、モルグレイブ川(マルグレーブ川、Mulgrave River)も地質的変化により、さらに南のコンスタンティン港 (Port Constantine) に河口が形成されるまで、トリニティ湾に流入していた[1]。 湾の名は、ジェームズ・クックにより、1770年6月10日、キリスト教の聖日トリニティ・サンデー(Trinity Sunday、三位一体の主日)にちなんで命名された[2]。 湾の南端の都市としてケアンズがある。ケアンズのトリニティ湾沿いには、およそ4キロメートルにわたってエスプラネード (Esplanade) が通り[3]、緑地として整備されている[4]。トリニティ湾およびトリニティ入江 (Trinity Inlet) がケアンズ港 (Cairns seaport) を形成する。湾岸は遠浅で泥質の干潟であり[5]、ケアンズ港もかつてはマングローブ林であった[4]。グラフトン岬(ケープ・グラフトン、Cape Grafton)には、広範囲なマングローブ林が保護されている[6]。 トリニティ湾州立高等学校 (Trinity Bay State High School) がケアンズにある。 脚注
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