トマティーヨ
トマティーヨ、トマティージョ、トマティロ(英: Tomatillo)は、ナス科の植物、およびその小さな球状の緑または紫がかった果実である。学名はPhysalis philadelphica(異名: Physalis ixocarpa Brot)、和名はオオブドウホオズキ。 メキシコでは、トマティーヨはトマテ・ベルデ(tomate verde、緑のトマト)と呼ばれ、メキシコ料理に欠かせない食材である。トマティーヨは西半球で栽培される[1]。その名前と異なりトマトの一種ではないが、同じナス科である。 概要トマティーヨは、萼から形成される薄い殻に覆われた果実である。果実が熟すると、いっぱいに膨らみ、殻を割って収穫される。殻は茶色になり、果実は熟すると黄色、赤、緑、または紫色のいずれかになる。トマティーヨはラテンアメリカ料理の新鮮なまたは調理したグリーンソースの主材料である。殻が新鮮で緑であることが品質の基準である。果実は堅く明るい緑色のものが高品質であり、緑色と酸味がこの果実の特徴である。 トマティーヨの他の部分には毒性があり食用にならない。[要出典] トマティーヨは自家不和合性である。(受粉のために2つ以上の個体の植物が必要であり、個体のトマティーヨに果実が成るのは稀である。) 熟した新鮮なトマティーヨは、冷蔵庫で約2週間保存できる。殻を取り除いた果実を保存袋に密閉すると、冷蔵庫でより長く保存できる[2]。丸ごとまたは薄切りして凍らせても保存できる。 名称トマティーヨは、英語でハスクトマト(husk tomato)、jamberry、ハスクチェリー(husk cherry)、Mexican tomato、グランドチェリー(ground cherry)とも呼ばれ、他のホオズキ属の品種を示すこともある。スペイン語では、tomate de cáscara(殻付きトマト)、 tomate de fresadilla、tomate milpero、tomate verde(緑のトマト)、tomatillo Mexico 、ミルトマテ(miltomate、メキシコ、グアテマラ、この呼び名は他の地域で「小さなトマト」を意味する)、または単にtomate(この場合、トマトはヒトマテjitomate)と呼ばれる。トマティーヨは「緑のトマト」と呼ばれることがあるが、緑の熟していないトマトと混同しないこと。アッサム語でpokmouという。 ギャラリー
関連項目脚注
外部リンク |