トゲナベブタムシ
トゲナベブタムシ(Aphelocheirus nawai)は、カメムシ目(半翅目)・ナベブタムシ科の水生昆虫である。 形態体長8.5 - 10mm[3]、円形に近い扁平[3]。腹部各節の側棘が大きいため、腹部の縁が荒いノコギリ状となっており、これが和名の由来となっている[4]。 生態砂礫の多い渓流底に生息[3]。トビケラ類の幼虫を捕食[3]。ナベブタムシと比較した実験では、礫より生きたカワニナ類に産卵するという報告がある[5]。幼虫は皮膚呼吸[6]、成虫はプラストロン呼吸により、他の水生カメムシ類と異なり、完全に水中で生活できる[4]。 →「ナベブタムシ § 生態」も参照
分布人間との関わり日本全国で絶滅が危惧されている[7] →「ナベブタムシ § 人間との関わり」も参照
近縁種日本に生息する同属の種は、本種を含め3種である。
出典
関連項目外部リンク各都道府県でのレッドデータ |