トゥンハ
トゥンハ (Tunja) は、コロンビアのジャガイモの産地であるボヤカ県に属した市で、同県の県都である。近くには、コロンビア独立戦争のボヤカの戦いが行われたプエンテ・デ・ボヤカ(ボヤカ橋)がある。 地理トゥンハは、アンデス山脈の東、クンディナボジャセンセ地域に位置し、海抜平均2,650メートルの平野区域、中心部が位置する海抜2,770メートルの高原区域、2,900メートルに達する西部区域が存在する。農村区域は、海抜2400メートルから南東部の海抜3,250メートルまでの範囲で、肥沃な土地を生かしたジャガイモ生産が盛んである。また、トゥンハは世界で最も高い15の都市の1つである。 経済トゥンハ市域経済は、商業サービスなど第3次産業とジャガイモなど農業生産が核であるが、工業生産は少ない。理由は、トゥンハがボヤカ圏域の商業の中心地であること、ボヤカ県の行政機関・司法機関・大学等の教育機関が多いためである。 行政サービス及び教育機関の雇用が多く、他の都市と比較して所得水準の高い市の1つとされている。 治安トゥンハはコロンビア国内で10万人当たりの殺人率が最も低く(10万人当たり2人)、ラテンアメリカの平均(10万人当たり23人)を下回っており、西側ヨーロッパ諸国(10人未満)と同じ水準である。 2015年の政府発表では、刑法犯罪率は首都ボゴタの7分の1であり、カリ市の34分の1であった。[1] 教育トゥンハ市では伝統的に教育政策に重点が置かれており、初等教育から高等教育までをすべてカバーしている。特に高等教育機関は市内に7つ存在し、合計で3万4千人の学生が学んでいる。
文化施設
人種2005年の国勢調査[2]によると、
気候ケッペンの気候区分では温暖夏季地中海性気候(Csb)に分類される。
スポーツトゥンハは高地に位置すること、大気汚染レベルが国内でも低いこともあり、各種スポーツの練習が盛んにおこなわれている。 具体的には、2000年にはコロンビア国内スポーツ大会、2008年にはフットサルの南米大会が開催された。テコンドーの国際大会も開催実績がある。当市近郊にはサッカー、ロードバイクの高地練習、ゴルフ、カポエイラ、ラグビーなどの練習施設も整っている。 サッカーでは、コロンビア一部リーグ所属のパトリオタス・ボヤカ、二部リーク所属で2008年と2009年にリベルタドーレス杯出場実績のあるボヤカ・チコの本拠地がある。 自転車競技では国内リーグで9つのタイトルを獲得している、ボヤカ・オルグージョ・デ・アメリカの本拠地である。 姉妹都市著名な出身者・ナイロ・キンタナ - 自転車競技選手 脚注外部リンク |