デダロ (水上機母艦)

デダロ

水上機母艦「デダロ」
艦歴
発注 スワン・ハンター(en:Swan Hunter)社ニューカッスル造船所
進水 1901年4月19日
就役 1901年5月22日に「ノイエンフェルツ」として完成。
改装 1921年5月~9月
就役 1922年5月に「デダロ」として就役。
退役 1934年除籍後、1936年にハルクとなる。
解体 1940年
要目
艦種 水上機母艦
排水量 満載排水量 10,800トン
全長 128.0m
水線長 127.7m
全幅 16.76m
吃水 7.4m
飛行甲板 全長 60m
機関 形式不明重油専焼水管缶3基
+三段膨張式三気筒レシプロ機関1基1軸推進
出力 最大:3,000hp
速力 最大10.0ノット
航続距離 3ノット/7,000海里
燃料 石炭:700トン(常備)、950トン(満載)
乗員 398名
武装 クルップ 10.5cm(35口径)単装速射砲 4門
アームストロング 5.7cm(40口径)単装高角砲 2門
搭載機 水上機 20~25機
言語 表記
西語 Portahidroaviones Dédalo

デダロDédalo)は、スペイン海軍の飛行船母艦兼水上機母艦。同型艦はない。

概要

上空から撮影された「デダロ」。

前身はイギリスで建造中であったドイツ商船「ノイエンフェルス(Neuenfels)」で、1920年スペインが購入して1921年5月から水上機母艦に改装し、9月に完了して1922年にスペイン海軍にて就役した。気球・飛行船及び、12機から20機の水上機の運用が可能であり、公式には「海軍移動航空基地(Estación Transportable de Aeronáutica Naval)」とされていた。リーフ共和国との戦争(第三次リーフ戦争)における揚陸作戦(アル・ホセイマ上陸スペイン語版)で、最初期の艦載機による揚陸支援を行ったことで知られている。1935年に除籍後、スペイン内戦中にカルタヘナで空襲を受けて沈没。1940年3月1日に浮揚後に解体処分された。

関連項目

外部リンク