テレジーナ
テレジーナあるいはテレジナ[2](Teresina)は、ブラジルの都市。ピアウイ州の州都。ブラジル北東部唯一の内陸の州都である。市の中心部はパルナイーバ川とポティ川の間にあり、そのために「ブラジル北東部のメソポタミア(Mesopotâmia do Nordeste)」と称される。 概要市の北部では2つの河川がともに流れて大西洋まで続く。合流地点は高台から眺められる環境芸術の公園となっている。テレジーナから流れるパルナイーバ川はティモンを横断し、マラニョン州との境まで続く。 テレジーナ市の人口は約87万人(2021年)である。周辺地域はシャパダ・ド・コリスコ(Chapada do Corisco、閃光が平坦な土地を照らす)と呼ばれる。テレジーナは、世界有数の雷発生率の高い都市である。 テレジーナの最初の名前は、ヴィラ・ノヴァ・ド・ポティ(Vila Nova do Poti)といった。のち、ブラジル帝国皇后テレサにちなみテレジーナと改めた。1852年以後テレジーナは、知事ジョゼ・サライヴァによって行政中心機能をオエイラスから移管され州都となった。また、テレジーナはブラジル初の計画都市であった(1960年完成のブラジリア、1897年完成のベロオリゾンテより古い)。都市の設計は、チェス盤を暗示するといわれてきた。地区ことに分割されており、モカンビーニョ(Mocambinho)は最も人口の多い地区である。街頭に数え切れないほどのマンゴーの木があるために緑の都市と称されている。地元工芸品にはセラミックが含まれる。地元の伝説に登場する人物、カベサ・デ・クイア(Cabeça de Cuia)を表した像がたつ。 地理気候赤道に近いため、テレジーナは年間通して気温が高く(26℃から40℃)、比較的気温が低いのは5ヶ月間である。10月から12月が特に暑い。湿度も年間通して高く、低いときでおよそ40%、高いときでおよそ90%であるが、3月から6月までが80%~90%と高い テレジーナはステップ気候に属し、年間降雨量は250mmから500mmと低い。 植生テレジーナはブラジル北東部の典型的なカアティンガ(en:Caatinga)の植生をもつ。カアティンガとはトゥピ族の言葉で白い森、または白い植生を意味する。カアティンガは砂漠の生物群系ととげのある植物でできた森からなる。多くの一年草と花が育ち、短期間の雨季に枯れてしまう。 経済テレジーナのGDPは5,245,724,000レアルである(2005年)[3] テレジーナ市民の平均年収は6,650レアルである(2005年)[4] 教育
交通
スポーツプロサッカー・クラブ、リヴェルACとECフラメンゴのホームである。 姉妹都市出身者
参照
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