ティア (Týr ) は、デンマーク の自治領、フェロー諸島 出身のプログレッシブメタル ・バンド 。
バンド名は、北欧神話 の軍神 テュール から。
概要・背景
バンドのロゴ
1998年 に結成された。曲の題材は北欧神話 やフェロー諸島に残る言い伝えで、フォーク 要素とプログレッシブ・メタル 要素が強い。歌詞 はフェロー語 ・英語 で書かれている。
デビューアルバムはヘヴィメタル を扱うことのほとんどない、フェロー諸島のフォーク音楽のレーベルTutl から2002年にリリースされた。Tutlからは2枚目のアルバムまでをリリースした。2006年にオーストリア のナパーム・レコード と契約し、活動の幅が広がる。2013年 より、アメリカ合衆国 の大手ヘヴィメタル レーベル・メタル・ブレイド・レコーズ と契約した[ 1] 。
2011年 リリースの6枚目のアルバム『The Lay Of Thrym』日本盤が新興レーベルSWITCHBLADEからリリースされ、日本デビューを果たした[ 2] 。尚、2013年9月現在SWITCHBLADEレーベルはホームページの内容が閲覧不能であり、レーベル公式Twitterも2012年3月以降更新されていない。
2013年 、怪我の悪化によりドラムスのカリが脱退し[ 3] 、9月にリリースした7枚目のアルバムである『Valkyrja』ではナイル のジョージ・コリアス がサポートメンバーとして全曲のレコーディングを担当した。
2016年 にセッションメンバーを経て、タデウシュ・リエックマン (Ds)が加入。2018年 に長らくギタリストとして在籍したテルイ・スキベナスが脱退し、リエックマンと同じハンガリー 出身で元ネヴァーモア のギタリスト、アッティラ・ヴェレシュ (G)が加入した[ 4] 。
2019年 12月初来日をはたした。
補足
フェロー諸島に於ける捕鯨 の伝統を妨害するシーシェパード や反捕鯨派に対して、冷静な対話を要求するといった記載がホームページ等に幾度か見受けられ、特にシーシェパードの団体長であるポール・ワトソン に対しては、その主張への反論と同団体の活動への批判をホームページ上に掲載している(文章の署名はヘリ・ヨエンセン名義である)[ 5] 。
なお、バンド名は日本盤のリリースがかなり遅かったため、由来となった神と同じ読みで「テュール」や「ティール」と表記されることも多い。フェロー語では「トイル」と発音される。
メンバー
現メンバー
ヘリ・ヨエンセン(Vo/G) 2013年
ヘリ・ヨエンセン (Heri Joensen) – ボーカル /ギター (1998- )
グンナル・H・トムセン (Gunnar H. Thomsen) - ベース (1998- )
タデウシュ・リエックマン (Tadeusz Rieckmann) - ドラムス (2016-)
ハンガリー 出身。
旧メンバー
テルイ・スキベナス(G) 2013年
ポル・アルニ・ホルム (Pól Arni Holm) - ボーカル (1998-2002)
アラン・ストロイモイ (Allan Streymoy) - ボーカル (2002)
ヨン・ヨエンセン (Jón Joensen) - ギター (1998-2000)
テルイ・スキベナス (Terji Skibenæs) - ギター (2001-2004, 2004-2018)
オット・P・アルナルソン (Ottó P. Arnarson) - ギター (2004)
カリ・ストレイモイ (Kári Streymoy) - ドラムス (1998-2013)
アッティラ・ヴェレシュ (Attila Vörös) - ギター (2018-2020)
ハンガリー 出身。元ネヴァーモア など。
セッションメンバー
7thアルバム『Valkyrja』に参加。
アモン・デュルフース (Amon Djurhuus) - ドラムス
ヴァルッテリ・ヴァイリュネン (Waltteri Väyrynen) - ドラムス
タデウシュ・リエックマン (Tadeusz Rieckmann) - ドラムス
後に正式メンバーとして加入した。
ディスコグラフィ
アルバム
シングル・ミニアルバム
脚注
^ http://www.tyr.fo/tyr-signs-with-metal-blade-records 2013年11月17日閲覧。
^ http://www.happinet-p.com/jp2/music/switchblade/index.html
^ http://www.tyr.fo/kari-streymoy-and-tyr-part-ways 2013年11月17日閲覧。
^ TÝR Recruits Former NEVERMORE Guitarist ATTILA VÖRÖS BLABBERMOUTH.NET (2018年8月3日) 2019年7月18日閲覧。
^ http://www.tyr.fo/an-answer-to-paul-watson
外部サイト