チョウショウインハタザクラ
チョウショウインハタザクラ(長勝院旗桜)は、埼玉県志木市柏町3丁目の長勝院跡にある桜の古木である。志木市指定天然記念物に指定されている。 概要チョウショウインハタザクラはヤマザクラの一種で、日本櫻学会が発行する『櫻の科学』の1998年9月号では、世界に一本だけの新種とされた。樹齢400年といわれ、幹まわり約3メートル、高さ約11メートルである。一重で比較的大輪の花を咲かせ、中には雄蕊の1・2本が旗弁をなすものがあることから「旗桜」と呼ばれる。昭和期まであった長勝院にあった桜であることから「長勝院の桜」と呼ばれていた。1993年(平成5年)10月6日に市の文化財に指定された。 1998年(平成10年)11月に、それまでの「長勝院の桜」から「チョウショウインハタザクラ」と名称を変えた。 開花時期は年によって前後するがソメイヨシノより遅れて1週間後頃、平年4月上旬から中旬にかけてである。 志木市では環境教育推進員ほかロータリークラブなどがボランティアで本木の栽培および若木の植樹に取り組んでいる。 2000年(平成12年)5月5日には、埼玉新聞社の「21世紀に残したい・埼玉ふるさと自慢100選」に選出された[1]。 市内の和菓子店ではこのはたざくらに因んで作られたチョウショウインはたざくらまんじゅうやはたざくら最中、日本酒旗桜が販売されており、隠れた志木市の名物となっている。 所在地
アクセス
画像
脚注
関連項目外部リンク
座標: 北緯35度49分58.4秒 東経139度34分7.6秒 / 北緯35.832889度 東経139.568778度 |