ダン・ヒックス
ダン・ヒックス(Dan Hicks、1941年12月9日 - 2016年2月6日)は、1960年代初期から活躍しているアメリカ合衆国の歌手。スウィングやジャズ、フォーク、そしてカントリーなどをブレンドして生み出される彼の楽曲は独特で、ときに「フォーク・ジャズ」とも呼ばれる。 経歴1941年にアーカンソー州リトルロックに生まれる。5歳のとき両親はサンフランシスコに移住。高校時代にラジオ放送に興味を持ち、地元ラジオ局で毎日15分放送される番組『Time Out For Teens』を受け持っていた。1965年にサンフランシスコのフォーク・バンド「ザ・シャーラタンズ」(※1990年代から活動した英国マンチェスター出身の「ザ・シャーラタンズ」とは別バンド)に加わり、中学時代から打ち込んでいたドラム・パートを担当する。時にはシャーラタンズでギターを弾いて自作の曲を歌ってもいたようである。その後、徐々にシャーラタンズを離れ、2人の女性バック・ボーカルを抱えるアコースティック・バンド「リケッツ」(Lickettes)とともに、ダン・ヒックス・アンド・ヒズ・ホットリックス(Dan Hicks and his Hot Licks)としてシャーラタンズの前座などをつとめる。 その後、ホットリックスはエピック・レコードとのアルバム契約を獲得。1969年にエピック・レコードからファースト・アルバム『ダン・ヒックス&ヒズ・ホットリックス』をリリースするが、商業的には成功しなかった。 何人かのメンバー・チェンジを行い、ブルー・サム・レコードに移籍してからホットリックスの黄金期は始まる。商業的に成功を収めたアルバム『ホエアズ・ザ・マネー』『ストライキング・イット・リッチ』『ラスト・トレイン・トゥ・ヒックスヴィル』を次々と制作するが、1973年にホットリックスを解散。ソロ活動を開始し、CMやテレビ、映画のために曲を書いている。結局、公開されることがなかったラルフ・バクシのアニメ映画のために書いた曲は、1978年にワーナー・ブラザース・レコードからアルバム『イット・ハプンド・ワン・バイト』としてリリースされている。生前はライブ活動などを精力的に行っていた。 ディスコグラフィリーダー・アルバム
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