ダニエル・シルヴァ
ダニエル・シルヴァ (Daniel Silva、1960年 - ) は、アメリカ合衆国のスパイ小説作家。ミシガン州で生まれ、カリフォルニア州で育った。現在はワシントンD.C.在住。カトリックの家庭で育ったが、後にユダヤ教に改宗した[1]。 来歴執筆活動の始まりは1984年、現在も勤めるUPI通信社のジャーナリストとして[1]、民主党全国大会を取材した時だった。1年後にワシントンD.C.の本社へ異動。更に2年後、中東の特派員に任じられ、エジプトのカイロへ転じた。 CNNのワシントン本部の仕事を得て帰国。同局では、討論番組の"Crossfire" や"Capitol Gang" などのプロデューサーやエグゼグティブ・プロデューサーを務めた。 1994年、処女作『マルベリー作戦』の執筆を開始。1996年に刊行され、『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーとなった。翌1997年、専業作家になるためにCNNを退社。 これまでに16作のスパイ小説を上梓し、主なシリーズに、イスラエル人美術修復師で暗殺者のガブリエル・アロンが主人公のものがある。2001年の発表からシリーズは全て『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーとなり[2][3]、"Moscow Rules" (2008年)、"The Defector" (2009年)、"Portrait of a Spy" (2011年)はベストセラーリストのトップに躍り出た。イスラム系のテロリストとの戦いを描いたものや、ロシアとの戦いを描いたもの、第二次世界大戦やホロコーストなど歴史的な出来事について描いた作品などがある。 2007年、ユニバーサル・ピクチャーズがガブリエル・アロン・シリーズのうち、2005年に発表した"The Messenger" の権利を買った。2011年、ジェフ・ザッカーがプロデューサーを務めると発表されたが[4]、2014年7月現在までに制作の続報はない。 妻ジェイミー・ガンジェルはNBCのニュース番組「トゥデイ」の国内特派員で、シルバが中東の特派員だった時にガンジェルも同じく中東の特派員だった縁で親しくなった。ニコラスとリリーという2人の子供がおり、著作のリサーチ旅行に子供たちを連れて行くことも度々ある[1]。 作品リスト
出典
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