タラッソメドン
タラッソメドン Thalassomedon (古代ギリシャ語で「海の支配者」の意)は、エラスモサウルス類に分類される首長竜の属の一つ。サラッソメドン、タラソメドンとも表される。 概要タラッソメドンは最大級のエラスモサウルス類で、ホロタイプの全長は10.86mである[1]。より大きな頭骨が発見されており、その個体の全長は11.7mほどだったかもしれない[2]。首も非常に長く、頚椎は62個あり[3]、約5.9mの長さで全長の半分を占める。 長い歯を備えた頭骨は47cmである。鰭状の四肢は1.5~2mである。腹に相当するところから石が見つかっているが、これはバラスト、あるいは消化を助ける胃石として利用していたと考えられている。 発見本属は約9500万年前(セノマニアン期)の北米に生息していた。エラスモサウルスに近縁で、共にエラスモサウルス類を構成する。アメリカ合衆国の様々な州から6個体分の標本が見つかっており、別々の博物館に展示されている。 出典
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