タプコル公園
タプコル公園(タプコルこうえん、朝: 탑골공원)は、大韓民国ソウル特別市鐘路区にある公園である。別名パゴダ公園とも呼ばれている。また、表記揺れでタップコル公園と記されることもある。 概要この公園は1919年の三・一独立運動の発祥地で、ここで独立宣言書朗読会が行われた。1991年10月25日、史蹟354号に指定された。 「タプコル」(塔コル)および「パゴダ」の名は、園内にある、大理石でできた13層石塔(基壇3層と塔身10層からなる)からきている。この石塔は李氏朝鮮王朝の王室の護寺だった円覚寺の遺跡で、韓国の国宝2号に指定されている。ほかにも円覚寺の碑文などが残存している。 朝鮮王朝第7代国王の世祖は1464年、自らの犯してきた殺生を悔いるために、それまで荒れていた寺の跡を円覚寺と改称し、多くの堂宇や門、大蔵経殿、そして現在も残る十層石塔を建てた。しかし16世紀初頭、仏教排斥に熱心だった第10代国王燕山君の代に円覚寺は掌楽院に変えられ、王が音楽を聴いて妓生と遊ぶ享楽の場へと変えられてしまった。16世紀前半には建物もなくなり、十層石塔のみが残った。 1897年、政府の総税務司を務めていたアイルランド人ジョン・マクレヴィ・ブラウンの手によって庭園となり、1920年にソウル(当時は京城府)最初の公園として公衆に開放された。公園内には三・一独立運動を記念した塔や、独立運動家や愛国家を記念した銅像が建っている。 園内施設
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