タイムパトロールタイムパトロールとは、
タイムパトロール(英語: time patrol)は、「時間犯罪」を摘発することを目的とした警察的組織。 タイムマシン(あるいはそれに類する装置)が実現し過去に遡ることができると、それに伴い、タイムマシンが存在しなければ不可能な事象が発生する。その中には、「犯罪」とされるものや、時間の流れを乱すおそれがあること含まれるものと想定される。 たとえば、以下のようなものである。
タイムパトロールは、こういった「時間犯罪」を防ぐための組織としてフィクションの中に登場する。 タイムマシンが実際に実用化された場合にどのような付帯的事象が引き起こされるかは、現時点ではわかっていない。また、引き起こされる事象の様態やプロセスについても幾多の仮説が提示されている(この仮説解明などは、タイムトラベルもののひとつのテーマともなっている)。 しかし、フィクションの中にタイムパトロールが登場する際には、「すでになんらかの具体的な困りごとが発生しており(仮説の解明などはすでに済んでおり)、その対策としてタイムパトロールが設置される」という流れになっていることが多いという特徴を持つ。 また、「何をもって『時間犯罪』と理解するのか」といった倫理的側面などが強く打ち出されるといった展開もある(たとえば「天変地異の予告による被害の阻止」の位置づけなど。それらを人道的善行と受け止める立場もあれば時間犯罪と受け止める立場もある)。 アイザック・アシモフの作品『永遠の終り』には、逆に人類を不幸に陥れないことを目的に、積極的に歴史改変を行う組織「永遠(エターニティ)」が登場する。 関連項目 |