『ゾーズ・ザ・ブロウクス』(Those the Brokes)は、イギリスのインディー・ロック・バンド、ザ・マジック・ナンバーズが2006年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
背景
「ボーイ」と「テイク・ミー・オア・リーヴ・ミー」ではストリングスが導入され[6]、ニック・ドレイクとの仕事で知られるロバート・カービー(英語版)がストリングス・アレンジを担当した[7][8]。「カールズ・ソング」は、ロメオ・ストッダートが夢の中で聴いたカール・ウィルソンの歌を元に作られた曲だという[7]。
反響
母国イギリスでは前作ほどのヒット作とならず、全英アルバムチャートでは11位が最高で、チャート入りも3週にとどまった[2]。一方、スウェーデンでは2006年11月16日付のアルバム・チャートで3位を記録し、合計11週トップ60入りした[1]。
本作からの先行シングル「テイク・ア・チャンス」は全英シングルチャートで16位に達し、続いてシングル・カットされた「ディス・イズ・ア・ソング」は36位を記録した[9]。
収録曲
特記なき楽曲はロメオ・ストッダート作。
- ディス・イズ・ア・ソング "This Is a Song" – 5:21
- ユー・ネヴァー・ハド・イット "You Never Had It" – 2:58
- テイク・ア・チャンス "Take a Chance" – 3:32
- カールズ・ソング "Carl's Song" – 5:29
- ボーイ "Boy" – 4:01
- アンディサイディッド "Undecided" – 6:37
- スロウ・ダウン(ザ・ウェイ・イット・ゴーズ) "Slow Down (The Way It Goes)" – 6:56
- モスト・オブ・ザ・タイム "Most of the Time" – 5:09
- テイク・ミー・オア・リーヴ・ミー "Take Me or Leave Me" (Michele Stodart) – 4:41
- レット・サムバディ・イン "Let Somebody In" (The Magic Numbers) – 3:33
- ランニン・アウト "Runnin' Out" – 5:02
- オール・アイ・シー "All I See" – 4:10
- グッドナイト "Goodnight" – 6:55
日本盤ボーナス・トラック
- キープ・イット・イン・ザ・ポケット "Keep It in the Pocket" – 4:22
参加ミュージシャン
アディショナル・ミュージシャン
- ロバート・カービー(英語版) - ストリングス・アレンジ、オーケストレーション(on #5, #9)
- Julia Singleton - ヴァイオリン(on #5, #9)
- Calina De La Mare - ヴァイオリン(on #5, #9)
- Gini Ball - ヴァイオリン(on #5, #9)
- Brian Wright - ヴァイオリン(on #5, #9)
- Michael Keelan - ヴィオラ(on #5, #9)
- Claire Orsler - ヴィオラ(on #5, #9)
- Ian Burdge - チェロ(on #5, #9)
- Dinah Beamish - チェロ(on #5, #9)
- Rory MacFarlane - ダブル・ベース(on #5, #9)
- ダニエル・カーペンター - ブラス・セクション(#6)
- バーナビー・ディッキンソン - ブラス・セクション(#6)
- ジェイミー・アンダーソン - ブラス・セクション(#6)
- Angharad Davies - ヴァイオリン(on #13)
- Rhodri Davies - ハープ(on #13)
脚注