ソウル・II・ソウル
Soul II Soul(ソウル・トゥ・ソウル)は、イギリス・ロンドンにて、DJ ジャジー・Bが運営するサウンド・システムを母体にして結成された音楽グループ。日本ではグラウンド・ビートとして、カテゴリーに分類されている。ソウル、ファンク、ハウス、ヒップホップ、レゲエをモチーフにした斬新な音楽性のみならず、ドレッド・ヘアを頭上で結わえたジャジー・Bの髪型も話題になった。また、それらの音楽やファッションは、ファンキー・ドレッドと呼ばれた。[1][2] 略歴ロンドンのアフリカン・センターで開催されていたクラブイベント「Soul II Soul」から端を発するサウンド・システムである[3]。 1987年の大晦日に、ブリストルのセントバルナバス納堂で「ワイルド・バンチ(マッシヴ・アタックの前身)」とサウンド・クラッシュを開催した。[4] 1988年、ワイルド・バンチのネリー・フーパーとAfrodiziakのキャロン・ウィーラーが参加。 1989年にリリースしたシングル「Keep On Movin'」が、全英チャート5位(Music Week)、全米チャート11位(ビルボードHot100)を記録する。続いてリリースされたシングル「Back To Life(However Do You Want Me)」は、映画『ブラック・レイン』のサウンドトラックにも収録され、全英チャート1位(Music Week)、全米チャート4位(ビルボードHot100)を記録するヒットとなった。2曲共に屋敷豪太がプログラミング、ベース等で参加した。(「Keep On Movin'」のみクレジット表記。) また、同曲を収録したアルバム『Club Classics Vol.One』は、全英チャート1位を記録した。 1990年にリリースされた2ndアルバム『Vol.II 1990 A New Decade』も、前作に続き全英チャート1位を記録。シングルカットされた「Get a Life」は、全英チャート1位(NME)、「A Dream's a Dream」は、全英チャート6位(Music Week)を記録した。同年に「Back To Life(However Do You Want Me)」でグラミー賞ベストR&Bグループを、「African Dance」でグラミー賞ベストR&Bインストゥルメンタルを受賞している。 2017年8月、ボーカルを務めたメリッサ・ベル(Melissa Bell)の死去が報じられた[5]。 ディスコグラフィーアルバム
参考文献
脚注
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