90年台中盤にクレイトンはインダストリアルメタルバンドCircle of Dustにて活動開始し、カルト的なファンを獲得していた。同時期に人気メタルバンドArgyle Parkにて、Dred、Deathwish、Celldwellerという名義にて参加をしていた。Circle of Dust解散直後、クレイトンは未発表楽曲をリワークした作品によるアルバムDisengageと、イリュージョニストのクリス・エンジェル[3]との新プロジェクト Angeldustのアルバムを発表した。
2つのアルバムはそれまでのインダストリアルメタルから脱却し、最新のエレクトロニック・ミュージックやロックのメロディを強く取り入れたサウンドとなった。この変化により現在のセルドウェラーの世界観を決定するサウンドものとなる。
2004年に、Just Plain Folks Music Awardsの7つのアワード、「アルバム・オブ・ザ・イヤー」「プロデューサー・オブ・ザ・イヤー」「インダストリアルアルバム・オブ・ザ・イヤー」「メタルソング・オブ・ザ・イヤー (One Good Reason)」「ベストインダストリアルロックソング (Switchback、Stay with Me (Unlikely) の2曲)」「ベストロックソング (I Believe You)」を受賞した。その後、iOSのゲームTap Tap Revengeにて、最高難易度の楽曲としてSwitchbackやBirthrightが収録された。
2004年に、クレイトンはThe Beta Cessionsと呼ばれる2枚組ディスクを発売した。1枚目のディスクは、Circle of the Dustの最後の楽曲「Goodbye」を再レコーディングしたものや、Switchbackの別バージョン、限定版で発表した初期のEP楽曲、アルバム「セルドウェラー」のデモバージョンなどが収録されている。2枚目にはアルバム「セルドウェラー」の楽曲をバンド構成を変更し、少ないメンバーで録音したバージョンのものが収録されている。[9]
アルバムがリリースされてから、2006年から自身のサイトにて最高の楽曲を作るというコンセプトのもと「the Take It & Break It Celldweller Remix Competition[11]」というイベントを開催し、多くのリミックスEPが発表された。
このようなファンからのリミックスを公式に受け付ける流れは、2001年のSymbointのリミックスイベントから始まったもので、「the Take It & Break It competition」では、celldwellerの公式サイトにオリジナルのマルチトラックを公開し、参加者はダウンロード、完成したリミックスを特設サイトにて公開することが出来る。このイベントは3回のラウンド制になっており、各ラウンド終了後に優秀なトラックは公式リミックスとして販売される。2008年には、このイベントはFiXTリミックスコンペティションとして、セルドウェラーや他のアーティストの楽曲をリミックス出来る機会を提供するサイトとして進化した。[要出典]
2008年12月に、Soundtrack for the Voices in My Head Vol. 01というインスト楽曲のみのアルバムをリリースした。これらの楽曲はそれまでに作りためてきたデモ楽曲を映画やテレビ番組、ゲーム挿入曲として使うことを想定して作られている。[12]
更に、いくつかのトラックは、製作中であったセカンドアルバムの楽曲も含まれている。[13][14] セルドウェラーのプロデューサーは、これらの楽曲はデビューアルバムのようにネットなどのメディアに公開されるべきと考えており、現時点でも多方面で挿入曲として利用されている。
本来は2006年の夏頃にリリースされる事を予定していたが、ファーストアルバム同様に公開が遅れていた。
2009年3月にクレイトン本人より、タイトルはWish Upon a Blackstarで、50曲以上の楽曲を10曲までに絞り、公開すると彼のブログにて告知した。そして、アルバムを2曲で1章という形式にて公開を行うと告知をした。
2009年4月にWish Upon a Blackstarが公開[17]、次回のベータセッションでは大量の未発表デモが公開されるだろうとコメントを残した。[13]
Wish Upon a Blackstar製作時にSoundtrack for the Voices in My Head Vol. 01の続編、Soundtrack for the Voices in My Head Vol. 02を制作に着手、Wish Upon a Blackstarはこのアルバムの制作手法を利用して完成させた。2曲ずつリリース公開されるこのアルバムは、各章ごとネットで販売され全て揃った時にCD等の物理メディアで販売される予定。Soundtrack for the Voices in My Head Vol. 02の第1章では、4つの楽曲がフィーチャーされ、約20分ほどのアンビエントトラックが収録されている。加えて、第1章の限定版CDが2010年12月7日に発売され、Distantsというタイトルのアンビエントトラックが収録。
Wish Upon a Blackstar and SVH Vol. 02の制作中には多方面の活動を行っている。クレイトンがプロデュースするアーティスト、Blue Stahli のデビューアルバムの制作や、Xbox 360 / PlayStation 3用ゲーム『デッドライジング2』 (Dead Rising 2) に収録される新曲 "Kill the Sound" の制作や、過去の楽曲の選定,[18] 、他にBT[19]やJESの楽曲のリミックス制作を並行して行っていた。
2010年4月に、5年ぶり、セルドウェラーとして初めてのライブ活動を行うことを表明。バンドはクレイトンとFiXTのレコーディングアーティストであったBlue Stahli.[20]とで最初のツアーが組まれた。2010年秋にはニューヨークでのトリトンフェスト、ジョージア州のDragoncon、トロントでのEBM Festでの演奏を行い、同年11月にはライブで演奏したバージョンを収録した音源をリリースするとアナウンスした。それらの音源はCellout EP 01として、iTunes 専用楽曲にて2011年1月25日より公開された。
2011年4月にアメリカにて大発生した竜巻災害による救済を目的として同年5月4日に、4枚のEPが72時間限定でGroupeesにて公開され、売上の20%を赤十字に募金された。
4枚の内容はそれまでにリリースされたCellout EP 01、Chapter 01 of Soundtrack for the Voices in My Head Vol. 02、 Chapter 03 of Wish Upon a Blackstar 、そしてthe Chapter 02 of SVH Vol. 02にて収録されなかったリミックス楽曲や、未公開トラック "Senorita Bonita"、"Atmospheric Light" のデモ版が収録されたthe Unreleased EP[21]が販売された。
2011年11月24日、Wish Upon a Blackstarを翌年3月27日にリリースすると公表。[23]
2012年2月14日、Chapter 02 of Soundtrack for the Voices in My Head Vol. 02がリリース。そして、ライブ予告を行っていたLive Upon a Blackstarの 遅延とWish Upon a Blackstarが2012年5月22日に遅延すると発表。[24]
2012年3月26日にMP3版のLive Upon a Blackstar がリリースされた。[26]
しかし、Live Upon a Blackstar Blu-ray DVD 版は4月17日に発売される予定だったが更に発売延期し、更に5月22日まで延期されることとなった。[27]Wish Upon a Blackstarも更に延期され、6月初旬に延期されることとなった。[28]その後、2012年4月18日、Wish Upon a Blackstarの最終発売日が2012年6月12日と確定された。[29] 2012年5月22日Live Upon a Blackstar DVD/Blu-ray版はアルバムに合わせて2012年6月12日と決定した。[27]
2012年6月12日、Wish Upon a BlackstarとLive Upon a Blackstar Blu-ray DVD版が発売[30][27]
2012年10月26日、Groupeesにて新しいキャンペーンを企画。[39]Soundtrack for the Voices in My Head Vol. 1 and Vol. 2, Live Upon a Blackstar, Wish Upon a Blackstar, The Complete Cellout の他にLive Upon a Blackstar DVDの内容をダウンロード版に編集したものを販売。全ての売上を米国の児童保護基金に募金すると表明。このキャンペーンを通じて、募金者へは3曲の未公開楽曲とWish Upon a Blackstar.[40]のデモ版が収録されたEPUnreleased EP 2が限定で公開された。
2012年12月11日、Wish Upon a Blackstar.[41]のリミックス楽曲が多く収録されたSpace & Time EPがリリースされた。
アルバムCelldwellerの再発行、小説版BlackstarとCelldweller Score Album (2013 - 現在)
2013年2月頃、アルバムからWish Upon a Blackstarのテーマを元に構想した小説、Blackstarの制作を行っているとアナウンスした。
この小説は、SFノベル「The Bane of Yoto」やキース・フェレルとの共著「Bloodmoon: Birth of the Beast」にてニューヨーク・ブックフェスティバルなどで5回受賞しているSF作家、Josh Viola (セルドウェラーのミュージック・ビデオ "Unshakeable" のディレクターとしてクレジット) によって執筆されている。
2013年12月3日にこの小説の刊行を予定しているが、同時にこの小説に合わせたイメージアルバムや、新作のアルバム発表を計画している。[53]Soundtrack for the Voices in My Head Vol. 03はセルドウェラーのfacebookのページにてアナウンスされた。[54]
また、Chapter 01 of SVH Vol. 03は、映像制作会社The Orchardによって公表された。2013年7月2日にiTunesで先行公開されているが、FiXT Storeを筆頭とする他の配信サイトでは、2013年7月16日に公開された[55][56]