ズー・アル=カアダ
ズー・アル=カアダ(アラビア語: ذُو ٱلْقَعْدَة 、英語: Ḏū al-Qa ʿdah[注釈 1]、IPA: [ðu‿l.qaʕ.dah]、ズー・アル=カーダとも)とは、ヒジュラ暦の第11月。シャウワール月の次でズー・アル=ヒッジャの前。略称Zkh。 聖なる月(sacred months)に該当し、「安住の月」を意味する。戦いが禁止される4つの聖なる月の1つであり、「停戦の支配者」と呼ばれる[要検証 ]。オスマン帝国においてはオスマン語での名前がズィールカデ(Zi'l-ka'dé)であり[1]、略語はZaであった。 [2]現代トルコ語では、 ズィルカデ(Zilkade)という。 音訳について13世紀のシリアの法学者ナワウィーよると、この月の最も正しい音訳はDhu'l Qa'dahで、伝統的に最も広く普及しているという一方で、少数の言語学者たちがDhu'l-Qi'dahという音訳をしていることにも触れている。[3]現代ではDhu'l Qi'dahと呼ばれることが最も多いが、これは言語学的にも歴史学的にも最も強い立場とは言えないという。 期間ヒジュラ暦は太陰暦であり、月は新月の直後の三日月が観測されたときに始まる。ヒジュラ暦での1年は太陽年より11〜12日短いため、ズー・アル=カアダは季節を超えて移動することになる。サウジアラビアのウムアルクラ(Umm al-Qura)暦に基づくズー・アル=カアダの推定開始日と終了日は次のとおりである。 [4]
イスラーム世界の出来事
記念日
脚注注釈
参考文献
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