スベスッポン
スベスッポン(Apalone mutica)は、爬虫綱カメ目スッポン科アメリカスッポン属に分類されるカメ。 分布
形態最大甲長35.6センチメートル[3]。アメリカスッポン属最小種[2]。オスよりもメスの方が大型になり、オスは甲長17.8センチメートル[3]。背甲に突起がない[2][3]。種小名muticaは「滑らかな」の意。背甲の色彩は褐色や暗黄色で、暗色の斑点や斑紋が入る[2]。背甲の外縁部に黒く縁取られた明色の筋模様が入る個体もいる[3]。項骨板は幅広い[2]。腹甲の硬結部の数は7[2]。 頭頂骨と頬骨が頭骨の表面で接する[2]。鼻孔は卵形で、やや側面に開口する[2]。鼻の隔壁に突起がない[2][3]。四肢に斑紋が入らない[2]。
分類
生態食性は動物食傾向の強い雑食で、主に昆虫を食べるが、植物質なども食べる[3]。 人間との関係温帯に分布し遺棄・脱走した場合に定着のおそれがあること、大型になり在来種との競合が懸念されること、同属種がアメリカ合衆国西海岸に定着した例があることなどから、属単位で要注意外来生物に指定されている[a 2]。 ペット用として飼育されることもあり、日本にも輸入されている。本種の名前でトゲスッポンが流通することもある[1][2]。 参考文献関連項目外部リンク
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