ステファーヌ・リドー
ステファーヌ・リドー(Stéphane Rideau、1976年7月25日[3] - )はフランスの俳優。ステファン・リドーとも表記される[4]。 略歴1976年にロット=エ=ガロンヌ県アジャンで宅配ドライバーの父と専業主婦の母の間に生まれる[1]。 1993年にラグビーの試合でプレイしているところをスカウトに見出され、アンドレ・テシネ監督の映画『野性の葦』(1994年)のメインキャストに抜擢される[3]。同作はセザール賞最優秀作品賞を受賞するなど高く評価され、リドーも同賞の有望若手男優賞にノミネートされる。 1996年には、『野性の葦』で共演したガエル・モレルの監督作品『フルスピード』に主演する。 2000年に主演した映画『夏の終わり』が国際的に評価されるものの、この作品で演じた同性愛者役のイメージで役柄が固定化することを避けるため、この作品以降、同性愛者役でのオファーを全て断る[3]。それまで同性愛者を演じたのは、実際には数回のみだったにもかかわらず、同性愛俳優のレッテルが貼られていることに疑問を感じ、パリでの生活は快適なものではなくなって行くが、同性愛者役そのものに不満を言う(同性愛者役を否定する)ことはなかった[1]。2001年には再びテシネ監督と組んだ主演映画『Loin』でイメージチェンジをはかるなど、俳優としての仕事を続けるものの、パリでの生活のストレスから逃れるため、故郷アジャンに戻って娘と暮らすようになる[3]と、2000年代半ばには実質的に休業状態となる[2]。数年のブランクの後、2007年ころから仕事を再開する。 なお、2009年に受けた同性愛者向けメディアのインタビューにおいて、「同性愛者の役を演じることをとても自慢に思う (Je suis très fier de mes rôles de gays)」と述べる一方で、自分が同性愛者ではなく、異性愛者であることを明言している[5]。 親友ガエル・モレルが監督を務めた2011年の映画『Notre Paradis』(英題:Our Paradise)で、若さを失うとともに客を取れなくなった男娼の主人公を演じ、再び同性愛者役に挑んでいる[1]。 主な出演作品
出典
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