スジヘラオヤモリ
スジヘラオヤモリ(筋箆尾守宮、Uroplatus lineatus)は、爬虫綱有鱗目ヤモリ科ヘラオヤモリ属に分類されるトカゲ。 分布形態全長25cm。体形は細く、体側面や尾に襞(ひだ)も発達していない。体色は褐色で、暗色の縦縞が入る。体色は環境によってもある程度変化する。種小名lineatusは「線のある、線状の斑紋がある」の意で和名や英名と同義。本種の体色や体形は、竹林という環境においては擬態に役立っている。 眼上部に睫毛状の突起がある。尾は長い。 生態森林、主に竹林や笹の密集する林に生息する。夜行性だが、生態や繁殖については不明な点が多い。 人間との関係マダガスカルでは悪魔の使いと見なされて忌み嫌われている。 ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。ほぼ野生個体のみが流通する。2005年に属単位でワシントン条約附属書IIに記載されマダガスカルからの生物の輸出が減少傾向にあるため、流通量は今後減少していくものと思われる。 参考文献
関連項目外部リンク
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