スウィンフェン男爵
スウィンフェン男爵(英語: Baron Swinfen)は、イギリスの男爵、貴族。連合王国貴族爵位。判事サー・チャールズ・スウィンフェン=イーディが1919年に叙位されたことに始まる。 歴史サー・チャールズ・スウィンフェン=イーディ (1851-1919)は法廷弁護士として活躍したのち、高等法院判事を経て控訴院裁判官に転身した人物である[1]。イーディはさらに1918年にはカズンズ=ハーディ卿の後任として控訴院記録長官に就任している[1][2]。しかし直後に健康を悪化させて辞任したため、退官後の1919年11月1日に連合王国貴族として「サリー州チャートシーのスウィンフェン男爵(Baron Swinfen of Chertsey in the County of Surrey)」に叙された[1][3][4]。彼は叙爵のわずか2週間後に逝去したため、その長男チャールズ(1904–1977)が爵位を相続して2代男爵となった。 その息子の3代男爵ロジャーズ(1938-2022)は、1999年の貴族院法施行以降も貴族院に籍を置く92人の世襲貴族のひとりを務めた[4]。 また、彼は1988年に妻とともに慈善団体スウィンフェン・チャリタブル・トラストを設立している。同トラストでは、開発途上国の病院と専門家との間を電子メールでつなぐ遠隔医療の確立に寄与していたという[5]。 2022年現在、その子である4代男爵チャールズ(1971-)が男爵家当主を務める。 爵位と一族にかかるモットーは、『困難を超えて高みへ(Per Ardua Ad Alta)』[4]。 スウィンフェン男爵(1919年)
爵位の推定相続人は存在しない。 脚注
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