ジョン・スコフィールド(John Scofield、1951年12月26日 - )は、アメリカ合衆国のジャズギタリストである。ジャズ、フュージョン系のミュージシャンとして、セッションやソロで活動。
来歴
- ビリー・コブハムとジョージ・デュークのバンドに参加。
- この時期にチャールズ・ミンガスやディヴ・リーブマンのカルテットなどでキャリアを積み、ジョン・スコフィールド・トリオ名義などで、スティーヴ・スワロウとのコラボレーション作品を残している。
- グルーヴのある音楽を求めて1999年、メデスキ、マーティン・アンド・ウッドの協力を得て『A Go Go』を発表。踊る音楽のあるジャム・バンド・シーンに自らの演奏を展開してスコフィールド・バンドを結成、ギタリストのアヴィ・ボートニックやレタスのドラム、アダム・ダイチなどを起用する。
使用機材
アイバニーズのセミ・アコースティック・ギターを使用し、2001年には同社の「AS200」を元にしたシグネイチャー・モデル「JSM」が発売されている[4]。セミアコ+RAT+コーラスが基本のセッティングである[5]。
アイバニーズのオールドのテレキャスタータイプやフェンダーのストラトキャスターも所有している。
演奏スタイル
わざと音を外したフレーズは、コンビネーション・オブ・ディミニッシュト・スケールが多用され独特の緊張感を与える。
インサイドから徐々に外していく場合(スケールアウト)、基準のキーから半音下のキーに移行していく手法も得意である。
ディスコグラフィ
リーダー作品
1970年代
1980年代
- 『バー・トーク』 - Bar Talk (Arista Novus) 1980年
- 『シノーラ』 - Shinola(1981年12月録音) (Enja) 1982年
- 『アウト・ライク・ア・ライト』 - Out Like a Light(1981年12月録音) (Enja) 1983年
- 『エレクトリック・アウトレット 』- Electric Outlet (Gramavision) 1984年
- 『鯔背』→(改題)『スティル・ウォーム』 - Still Warm (Gramavision) 1986年
- 『ブルー・マター』 - Blue Matter(1986年9月録音) (Gramavision) 1987年
- 『ピック・ヒッツ・ライヴ』 - Pick Hits Live(1987年10月録音)(Gramavision) 1987年(来日公演のライヴ)
- 『ラウド・ジャズ』 - Loud Jazz(1987年12月録音)(Gramavision) 1988年
- 『フラット・アウト』 - Flat Out(1988年12月録音)(Gramavision) 1989年
- 『ギタリストの肖像』 - Time on My Hands(1989年11月録音)(Blue Note) 1990年
1990年代
2000年代
- 『ステディ・グルーヴィン』 - Steady Groovin': The Blue Note Groove Sides (Blue Note) 2000年
- 『ワークス・フォー・ミー』 - Works For Me(2000年1月録音)(Verve) 2001年
- 『ウーバージャム』 - Überjam(2001年7月~9月録音)(Verve) 2002年
- ScoLoHoFo名義, 『oh!』 - Oh! (2002年7月録音)(Blue Note) 2002年
- 『アップ・オール・ナイト』 - Up All Night (2002年12月、2003年1月録音)(Verve) 2003年
- マーク=アンソニー・タネジと共同名義, Scorched(2002年9月録音)(Deutsche Grammophon) 2004年(ライヴ)
- 『アンルート』 - EnRoute: John Scofield Trio LIVE(2003年12月録音)(Verve) 2004年(ニューヨーク「ブルーノート」におけるライヴ)
- 『ザッツ・ホワット・アイ・セイ』 - That's What I Say: John Scofield Plays The Music Of Ray Charles (Verve) 2005年
- トリオ・ビヨンド名義, Saudades(2004年11月録音)(ECM) 2006年(ライヴ)
- メデスキ・スコフィールド・マーティン&ウッド名義, Out Louder(2006年1月録音)(Indirecto) 2006年
- メデスキ・スコフィールド・マーティン&ウッド名義, MSMW Live: In Case the World Changes Its Mind(2006年頃録音)(Indirecto) 2011年(ライヴ。CD 2枚組。)
- 『ディス・ミーツ・ザット』 - This Meets That(2006年9月~2007年4月録音)(EmArcy) 2007年
- 『パイアティ・ストリート』 - Piety Street (Universal Classics) 2009年
2010年代
2020年代
- 『ジョン・スコフィールド』 - John Scofield(2021年8月録音)(ECM) 2022年
- 『アンクル・ジョンズ・バンド』 - Uncle John's Band(2022年8月録音)(ECM) 2023年
コンピレーション
TV出演
- 『東京JAZZ 2009』 (NHK BShi)2009年9月28日,10月1日
脚注
外部リンク
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スタジオ・アルバム | |
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ライヴ・アルバム |
- ライヴ
- シノーラ
- アウト・ライク・ア・ナイト
- ピック・ヒッツ・ライヴ
- Scorched
- アンルート
- Saudades (トリオ・ビヨンド名義)
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コンピレーション・アルバム | |
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関連項目 | |
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