ジョニー・マークスジョニー・マークス(Johnny Marks、1909年11月10日 – 1985年9月3日)は、アメリカ合衆国のソングライター。ユダヤ系であったが[1][2]、クリスマスソングを書き、「赤鼻のトナカイ」(ジーン・オートリーなどでヒットした)、「Rockin' Around the Christmas Tree」(ブレンダ・リーでヒット)、「A Holly Jolly Christmas」(クイント・シスターズ (the Quinto Sisters) が吹き込み、後にはバール・アイヴスも録音した)、「Silver and Gold」(バール・アイヴスが録音)など、クリスマス休暇の時期にふさわしいスタンダード曲を数多く残した。 私生活マークスは、ニューヨーク州マウントバーノンに生まれた[3]。ニューヨークのマクバーニー校からコルゲート大学とコロンビア大学を卒業し、後にはパリに留学した。第二次世界大戦中は、第26特殊任務中隊(the 26th Special Service Company)大尉として従軍し、ブロンズスターメダルと4つの従軍星章を受章した。マークスには、マイケル(Michael)、ローラ(Laura)、デイヴィッド(David)と、3人の子どもたちがいた。また、マークスは. 経済学者スティーヴン・レヴィットのおおおじにあたる[4]。 マークスは、実業界の大物でマンハッタン区長を務めたマーカス・M・マークス(1858年 - 1937年)の甥であった。マークスの父、ルイス・B・マークス(Louis B. Marks)は、主導的な電灯技術者であった。マークスの妻、マーガレット・メイ・マークス(Margaret May Marks)は、ロバート・L・メイの女きょうだいであった[3]。 経歴多数にのぼるマークスの作品の中には、「赤鼻のトナカイ」があるが、これは義兄にあたる、「ルドルフ」の創作者ロバート・L・メイが書いた童話『ルドルフ 赤鼻のトナカイ』に基づいたものである。1964年に最初に放送された、この童話と歌を題材にしたテレビアニメ『ルドルフ 赤鼻のトナカイ』では、マークス自身が音楽を担当した。 ソングライターとしての仕事に加え、マークスは1949年に創業した St. Nicholas Music の経営にあたり、米国作曲家作詞家出版者協会(ASCAP)のディレクターを1957年から1961年まで務めた。1981年、マークスはソングライターの殿堂入りを果たした[5]。 主な作品クリスマスソング
1964年の NBC/Rankin-Bass 制作のテレビ番組『Rudolph, The Red-Nosed Reindeer』の音楽
** 番組の放送の翌年のクリスマス休暇の時期に合わせて、バール・アイヴスがキャラクター「雪だるまのサム(Sam the Snowman)」として、シングル盤「A Holly Jolly Christmas/Silver and Gold」をリリースした。 1975年の DePatie-Freling 制作のテレビ番組『The Tiny Tree』の音楽[6][7]
その他の作品
脚注
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