ジョセフ=フェルディナン・ランクルノン
ジョセフ=フェルディナン・ランクルノン(Joseph-Ferdinand Lancrenon、1794年3月16日 - 1874年8月4日)は、フランスの画家である。アカデミック美術の画家で、神話や歴史を題材にした作品を描いた。ブザンソン美術館の館長などを務めた。 略歴スイスとの国境に近いドゥー県のロード(Lods)でブドウ農園経営者の息子に生まれた。パリでアンヌ=ルイ・ジロデ=トリオゾンの学生になり[1]、何度か若手美術家の登竜門であったローマ賞に挑むが[2]、1等を受賞することはできなかった[3]。1819年から1845年の間、パリのサロンにアカデミック美術のスタイルの宗教画や歴史画、肖像画風俗画を出展した。 1834年からドゥー県のブザンソンにあるブザンソン美術館の館長に選ばれ、1840年から1872年までブザンソンの美術学校の校長も務めた[4]。国の施設の装飾画」の制作にも参加した。 レジオンドヌール勲章(シュバリエ)を受勲し、芸術アカデミーの会員に選ばれた。ブザンソンの科学・文芸・芸術アカデミー(Académie des sciences, belles-lettres et arts de Besançon et de Franche-Comté)の会員になり、ドゥー県の学術振興団体(Société d'émulation du Doubs)の初代会長も務めた。 作品
脚注/参考文献
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