ジャック・ダレシャンジャック・ダレシャン(Jacques Daléchamps または D'Aléchamps、1513年 - 1588年3月1日)は、フランスの医師、植物学者、言語学者、博物学者である。『一般植物誌』"Historia generalis plantarum"で知られる。 生涯カーンに生まれた。モンペリエの大学でギヨーム・ロンドレに学んで1547年に学位を得た。グルノーブル、ヴァランスで過ごした後、1552年にリヨンに移り、終生、オテルデュー(Hôtel-Dieu:無料医療施設)の医師として働いた。 主著『一般植物誌』(「植物栽培の歴史」とも)"Historia generalis plantarum"は当時の植物学の知識を集成したもので1586年から1587年にリヨンで出版された。「リヨン地域の植物誌」"Historia plantarum Lugdunensis"とも呼ばれたが、それはリヨン近郊の植物が記載されたからである。著者名はダレシャンだけになっているが、ジャン・ボアン(Jean Bauhin) と ジャン・デ・ムーラン(Jean Des Moulins)も執筆したと考えられている。2731種の植物図が記載された。 1570年に『フランスの外科学』"Chirurgie françoise"を著し、1572年にはガレノスの著書をフランス語に翻訳した。古代ローマの博物学者、大プリニウスらの著書も翻訳した。 トウダイグサ科の、属名などに命名されている。 著書
参考文献
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